PRS CE24とは?Custom 24との違いと選び方を解説

PRS CE24とCustom 24の違いを解説するアイキャッチ画像。ブルーとブラウンのダブルカッタウェイギターを並べ、ネック構造や特徴を比較する記事を紹介 PRS



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こんにちは、エレキギター完全ガイドの山田です。

PRS(ポールリードスミス)といえば、やはりCustom 24が有名ですよね。でも、同じ24フレット仕様でありながら、ボルトオンネックを採用した「CE 24」というモデルもあります。

見た目はCustom 24によく似ていますが、ネックの取り付け構造や材質、ピックアップの切り替え方式などに違いがあり、演奏したときの感触も同じではありません。

私はこれまでPRSのSE Custom、Core Custom 24、Custom 22を所有してきました。どれも作りの良さ、見た目の美しさ、チューニングの安定性が印象的で、現在もCustom 24はバンドでのメインギターとして活躍しています。

そんな私がCE 24で特に注目するのは、PRSらしい音の厚みや明瞭さを残しながら、ボルトオンのメイプルネックによる素早い反応と歯切れの良さを狙っていることです。

ただし、CE 24とCustom 24の違いをネック構造だけで説明するのは不十分。現在はUSA製CE 24のほかにSE CE 24も販売されており、価格やパーツ構成まで考えると選択肢が広がっています。

この記事では、現行モデルの仕様と私自身のCustomシリーズの使用経験を踏まえ、CE 24の特徴から音の違い、SEシリーズ、中古購入時の注意点まで詳しく紹介します。

この記事でわかること

  • PRS CE 24のボルトオン構造と基本的な特徴
  • CE 24とCore Custom 24の音や仕様の違い
  • USA製CE 24とSE CE 24の価格や装備の違い
  • 新品・中古で自分に合うCE 24を選ぶ方法

PRS CE24の特徴とCustom24比較

CE 24の魅力を理解するには、PRSを代表するCustom 24との共通点と違いを知ることが近道です。

まずはCEというモデル名の意味、ボルトオンネックの特徴、現行モデルの構成から見ていきましょう。特にネックの材質と取り付け方法は、購入前に確認しておきたい部分です。

PRS CE24とは何か

PRS CE 24は、アメリカのギターメーカーPaul Reed Smith Guitarsが展開する、ボルトオンネック構造のエレキギターです。

CEシリーズが登場したのは1988年。1985年に登場したCustom 24から数年後に生まれたモデルで、PRSの伝統的なボディデザインにボルトオンネックの特徴を取り入れています。

CEは一般にClassic Electricの略とされ、Custom 24とは異なるサウンドや演奏感を求めるギタリストに向けて展開されてきました。

現行のUSA製CE 24は、メリーランド州スティーヴンスヴィルのPRS工場で製造されています。PRSのシリーズ分類では、セットネックを中心とするCoreとは別のBolt-Onシリーズに属するモデルです。

一方、Custom 24は1985年のブランド創業時から続く代表モデルで、セットネックのマホガニーネックを採用しています。

両モデルに共通するのは、メイプルトップとマホガニーバックを組み合わせたボディ、25インチスケール、24フレット、ダブルカッタウェイという基本設計です。

つまりCE 24は、まったく別のギターというより、Custom 24に近い演奏性を持ちながら、ネック構造と音の反応に異なる魅力を加えたPRSと考えると分かりやすいでしょう。

CE 24の基本的な特徴

USA製CE 24は、メイプルネックをボルトで固定する構造を採用しています。24フレットや25インチスケールなど、PRSらしい基本設計を受け継ぎながら、音の立ち上がりやピッキングへの反応を重視したモデルです。

ボルトオンネックの特徴

CE 24を語るうえで欠かせないのが、ボルトオンネックという構造です。

ボルトオンとは、ネックをボディに差し込み、背面からネジで固定する方式のこと。フェンダーのストラトキャスターやテレキャスターにも採用されている、エレキギターではおなじみの構造です。

これに対してCustom 24は、ネックとボディを接着して固定するセットネック方式を採用しています。

一般的にボルトオン構造には、弦を弾いた瞬間の反応が分かりやすく、輪郭のあるアタックを感じやすいという音作りの方向性があります。

特にカッティングや歯切れの良いリフでは、この反応の違いが演奏の気持ちよさにつながることもあるでしょう。

ただ、ボルトオンだから必ず明るい音になり、セットネックだから必ず太く伸びる音になるわけではありません。

音はネックの材質、ボディ構造、ピックアップ、弦、アンプなど、さまざまな要素によって変化します。接合方式だけでサステインの長さや音質の優劣を決めることはできないんですね。

CE 24では、ボルトオン構造に加えてメイプルネックを採用していることも大切なポイントです。

マホガニーネックのCustom 24とは材質も異なるため、実際に比較するときは両方の特徴が組み合わさっていることを意識したいところです。

CE 24の魅力はボルトオンであること自体ではなく、その構造を生かした演奏感とサウンドにあります。

現行CE24の基本スペック

2026年モデルのUSA製CE 24は、PRSらしい基本構成を持ちながら、ネックや電装系に独自の仕様を採用しています。

項目 PRS CE 24
製造国 アメリカ
シリーズ Bolt-On
ボディトップ メイプル
ボディバック マホガニー
ネック材 メイプル
ネック接合 ボルトオン
ネック形状 Pattern Thin
指板 ローズウッド
スケール 25インチ
フレット数 24
ピックアップ PRS 85/15
スイッチ 3ウェイトグル
コイルタップ プッシュプルトーン
ブリッジ PRS Patented Tremolo
ペグ Phase IIIロッキング
付属ケース Premium Gig Bag

特徴的なのは、ボルトオンのメイプルネックに85/15ハムバッカーを組み合わせていることです。

また、2025年モデルからPhase IIIロッキングチューナーが採用され、現行CE 24でも引き続き搭載されています。

以前のCE 24と現在のモデルでは細かい仕様が異なるので、中古を探す際には製造年の確認が必要です。

詳しい構成は、PRS Guitars Japan公式「CE 24 2026年モデル」でも確認できます。

Custom24と何が違うのか

ここからは、USA製CE 24とCore Custom 24の違いを比較してみます。

同じPRSの24フレットモデルでも、実際にはネック構造以外にピックアップ、音色の切り替え方式、ブリッジなどが異なります。

比較項目 CE 24 Core Custom 24
ネック接合 ボルトオン セットネック
ネック材 メイプル マホガニー
ネック形状 Pattern Thin Pattern Thin
フレット数 24 24
スケール 25インチ 25インチ
ピックアップ 85/15 DMO
音色切替 3ウェイ+プッシュプル 5ウェイブレード
ブリッジ PRS Patented Tremolo Gen III Tremolo
ペグ Phase IIIロッキング Phase IIIロッキング
ケース Premium Gig Bag ハードケース
サウンドの方向性 アタックと歯切れを重視 豊かな音色と幅広い表現力

上記は2026年の通常仕様を基準にした比較です。製造年や特別仕様によって、搭載パーツが異なる場合があります。

ここで私が注目したいのは、CE 24が単にCustom 24から装備を減らしたモデルではないことです。

確かにCore Custom 24は上位価格帯で、深いボディカーブやハードケースなど、価格に見合った仕様を備えています。

しかし、CE 24にはCustom 24と異なる音の方向性があり、価格だけで上下関係を付けるのは適切ではありません。

私はCustom 24をメインで使っていますが、もっと弦を弾いた瞬間の歯切れを求める場面なら、CE 24を比較する意味は十分あると思っています。

Core Custom 24そのものの特徴や使用感については、PRS Custom 24の評価と実機レビューでも詳しく紹介しています。

音の立ち上がりと余韻

CE 24とCustom 24を比べる際、最も気になるのは音の違いではないでしょうか。

CE 24は、ボルトオンネックの特徴を生かした素早い反応と、輪郭のあるアタックを狙ったギターです。

ピッキングした瞬間に音が前へ出るような感覚や、一音ずつの粒立ちを好むギタリストに向いています。

例えば、歪ませた状態で16分音符の細かな刻みを弾く場合。音の出始めがはっきりしていると、速いフレーズでもリズムを把握しやすくなります。

一方、セットネックのCustom 24は、豊かな中音域と滑らかな音のつながりを好む人に魅力的なモデルでしょう。

もちろん、これらは設計上の方向性と一般的な音の傾向です。CE 24にも十分なサステインがありますし、Custom 24でも鋭いアタックを出せます。

実際のサステインは、弦高、ピックアップの高さ、ブリッジの調整、アンプの設定などによっても変わるため、どちらかが必ず長く伸びるとは言い切れません。

個人的には、両者を比較するならサステインの長さよりも、弾いた瞬間の手応えと、音が減衰していく過程に注目するのが良いと思います。

クリーンで単音を弾き、次に軽く歪ませてコードを鳴らす。その違いを確かめると、自分が求めている感触が見えてくるはずです。

ネックの握り心地と弾きやすさ

音と同じくらい重要なのが、左手で触れるネックの感覚です。

現行USA製CE 24とCore Custom 24は、どちらもPattern Thinという比較的薄めのネック形状を採用しています。

そのため、ネックの太さだけを見ると大きな違いがないように感じるかもしれません。

ただしCE 24は、サテンニトロ仕上げのメイプルネックです。表面の滑らかな感触が特徴で、ポジション移動を繰り返す演奏にも適しています。

対するCore Custom 24は、マホガニーネックに光沢のあるニトロ仕上げを採用しています。

どちらが弾きやすいかは手の大きさや好み次第ですが、ネック裏の仕上げは演奏中の印象に影響します。

私の場合、速いフレーズよりも長時間弾いたときの疲れ方が気になります。スタジオで何時間も演奏すると、握りやすさの小さな違いが気になってくるんですよ。

また、どちらも24フレット仕様で、25インチスケールと10インチ指板ラジアスを採用しています。

高いポジションを使ったギターソロや、比較的フラットな指板を好む人なら、両モデルとも候補になります。

ただ、ネックの握り心地は仕様書だけでは分かりません。できれば実際に握って、1フレット付近からハイポジションまで移動してみてください。

85/15とDMOの音色の違い

2026年モデルでは、CE 24にPRS 85/15、Core Custom 24にPRS DMOピックアップが搭載されています。

この違いも、両モデルのサウンドを比較するときに見逃せません。

85/15は、低音から高音まで明瞭なサウンドを狙ったPRSのハムバッカーです。

現代的な音作りを意識した設計で、クリーンではコードの各弦が聞き取りやすく、歪ませたときにも音の輪郭を保ちやすい傾向があります。

一方、DMOは「Dynamic、Musical、Open」の頭文字を取った名称で、PRSが近年の研究成果を取り入れて開発したピックアップです。

音の広がりや自然な表現力を重視しており、現行Core Custom 24の特徴を支える重要なパーツになっています。

私が所有しているCustom 24も、音が埋もれにくく、バンドで使いやすいところが気に入っています。ただし、所有機の仕様と2026年モデルのDMOは同一とは限らないため、音をそのまま比較することはできません。

筆者所有の赤いPRS Custom 24に搭載されたハムバッカーピックアップとトレモロブリッジ
筆者所有のPRS Custom 24。CE 24ではありませんが、PRSのハムバッカーとブリッジの構成が分かる写真です。

また、CE 24もCustom 24も、ピックアップの高さを変えると音の印象が変化します。

購入後すぐにピックアップ交換を考えるより、まずは標準仕様の音を十分に確かめることをおすすめします。

なお、搭載されている85/15とDMOの仕様については、PRS Guitars Japan公式「Custom 24 2026年モデル」でも確認できます。

スイッチ操作と音色切替

CE 24とCustom 24は、ピックアップの切り替え方法も異なります。

現行CE 24は、3ウェイトグルスイッチとプッシュプル式トーンノブの組み合わせです。

3ウェイスイッチでは、リア、リアとフロントのミックス、フロントを選べます。さらにトーンノブを引き上げることで、コイルタップによる明るいサウンドへ切り替えられる仕組みです。

通常のハムバッカー3種類と、コイルタップ状態の3種類を合わせて、基本的に6種類の音色を選択できます。

対する2026年のCore Custom 24は、5ウェイブレードスイッチを採用しています。

ハムバッカー同士の組み合わせに加え、片側のコイルを利用した音色などをスイッチ位置だけで切り替えられる構成です。

使いやすさについては好みが分かれるでしょう。

CE 24の3ウェイは直感的で、ライブ中でもピックアップの位置を把握しやすいのが魅力です。ただし、コイルタップを使うにはトーンノブを引き上げる操作が必要になります。

Custom 24の5ウェイは、あらかじめ決められた音色を一度の操作で呼び出せるのが便利です。

ちなみに、コイルタップ状態の音がストラトキャスターのシングルコイルと完全に同じになるわけではありません。

それでも、1本のギターでハムバッカーの厚みと、軽やかなコードサウンドを使い分けられるのは大きな魅力です。

私が感じるPRSの完成度

私は30年以上エレキギターを弾いてきましたが、PRSの魅力はスペック表の数字だけでは伝わらないと感じています。

これまで所有したSE Custom、Core Custom 24、Custom 22のどれにも共通していたのは、弾きやすさと作りの丁寧さでした。

なかでも印象に残っているのはチューニングの安定性です。

私はトレモロアームを使うことも多く、フローティング状態に設定する場合もあります。適切に調整されたPRSは、アームを使ってもチューニングが安定しやすく、ライブでも安心感があります。

リハーサルスタジオで筆者が使用する赤いPRS Custom 24とギター用エフェクター
リハーサルスタジオで使用しているPRS Custom 24。現在もメインギターとして活躍しています。

もうひとつ気に入っているのが、ハムバッカーでも音がこもりにくいことです。

洋楽ハードロックのコピーを演奏すると、厚みのあるリフからクリーンなアルペジオまで、曲によって幅広い音が必要になります。

そんな場面でCustom 24は頼れる存在です。何本もギターを持ち替えずに演奏できるのは、実際のバンド活動ではありがたいんですよね。

CE 24そのものについて、私が所有して使い込んだレビューとして語ることはできません。

ただ、Custom 24の完成度を長年の演奏で感じているからこそ、そこにボルトオン特有の歯切れを加えたCE 24には興味があります。

山田のワンポイントアドバイス

PRSのギターは、家で一音ずつ弾くときと、バンド全体で演奏するときで魅力の感じ方が変わることがあります。CE 24を試すなら、きれいなクリーンだけでなく、普段のライブで使う歪みの設定でも音を確かめてみてください。

PRS CE24の選び方と中古購入の注意点

ここからは、実際に購入する場面を考えていきます。

現在のPRSにはUSA製CE 24だけでなく、価格を抑えたSE CE 24もあります。さらに中古市場では旧年式のCEシリーズも流通しており、同じ名前でも仕様が異なることがあります。

自分の演奏スタイルと予算を考えながら、後悔しにくい選び方を見ていきましょう。

SE CE24との違い

PRS CE 24を調べると、検索結果に「PRS SE CE24」という商品が出てくることがあります。

名前が似ているため混同しやすいのですが、USA製CE 24とSE CE 24は別の製品です。

SE CE 24は2024年にSEシリーズへ加わったモデルで、現在もPRSのラインナップに含まれています。

大きな違いは製造国と使用されるパーツ、価格帯です。

比較項目 USA CE 24 SE CE 24
製造国 アメリカ インドネシア
ネック接合 ボルトオン ボルトオン
ネック形状 Pattern Thin Wide Thin
トップ材 メイプル メイプル+フレイムヴェニア
フレット数 24 24
スケール 25インチ 25インチ
ピックアップ 85/15 85/15 S
ペグ Phase IIIロッキング PRS Designed
ケース Premium Gig Bag Gig Bag

SE CE 24でも24フレットと25インチスケール、コイルタップなど、PRSらしい基本仕様を楽しめます。

85/15 SはUSA製85/15と共通する設計思想を持っていますが、製造や仕様が異なるピックアップです。

また、SE CE 24の標準ペグは、USA製に搭載されているPhase IIIロッキングチューナーとは異なります。

一方、ボルトオンネックの演奏感を体験したいという目的なら、SE CE 24でも十分候補になるでしょう。

予算を抑えてPRSのボルトオンモデルを試したい方には、PRS SE CE 24の新品モデルから比較する方法もあります。

PRS SE CE 24の新品モデルを探す

ただし、SEとUSA製の違いを単純に音の良し悪しだけで判断するのはおすすめしません。ネックの仕上げ、ハードウェア、細かな演奏感など、実際に触って分かる部分もあるためです。

SE CE24 Standardとの違い

SE CE 24には、さらに価格を抑えたStandard Satinというモデルもあります。

通常のSE CE 24との大きな違いは、ボディの構成と外観です。

通常のSE CE 24ではメイプルトップとマホガニーバックを採用していますが、Standard Satinはマホガニーボディを基本としています。

美しいフレイムメイプルの装飾を楽しみたいなら通常モデル、シンプルな見た目と手頃な価格を優先するならStandard Satinが候補になります。

Standard Satinはボディに薄いサテン仕上げが施され、ネックにはセミグロス仕上げが採用されています。

ピックアップは85/15 Sで、3ウェイスイッチとプッシュプルトーンによる音色切り替えも備えています。

つまり、見た目の豪華さや材質には違いがありますが、基本的な演奏機能は共通しているわけです。

さらに2026年には、固定ブリッジの「SE CE 24 Standard Stoptail Satin」も用意されています。

トレモロアームを使わない方や、シンプルな構造を好む方なら、こちらも検討する価値があります。

個人的には、最初から高額なUSA製モデルを購入する必要はないと思っています。

ボルトオンのPRSが自分に合うか分からない段階なら、SE CE 24 Standard Satinで特徴を確かめるのも現実的な選択です。

SE CE 24 Standard Satinを探す

ただ、弾きやすさや細かな仕上げまでこだわりたい場合は、価格だけで決めず、USA製と持ち比べてみてください。

CE24セミホロウも選択肢

USA製CE 24には、通常のソリッドボディ以外にCE 24 Semi-Hollowもあります。

セミホロウとは、ボディの一部に空洞を設けた構造のこと。CE 24 Semi-HollowではFホールを備え、通常のCE 24とは異なる音の広がりを狙っています。

ボルトオンネックの反応を生かしながら、セミホロウらしい空気感や中音域のふくらみを加えたモデルです。

ただし、セミホロウだからすべての音が柔らかくなるわけではありません。アンプの音量や歪み方によっても印象は変わります。

また、大音量で歪ませた際には、空洞を持つ構造によるハウリングの出方にも注意したいところです。

通常のCE 24と比べるなら、まずは同じアンプでクリーンと軽い歪みを鳴らしてみると違いを感じやすいでしょう。

ハードロックのリフや速いソロを中心に使うなら、最初は通常のソリッドボディを試すのが分かりやすいと思います。

一方、ブルースやファンク、軽い歪みを使ったコード演奏が中心なら、セミホロウの響きにも魅力を感じるかもしれません。

レビューで評価される点

PRS CE24のレビューを読む際に、注目したい評価ポイントは主に演奏感、音の明瞭さ、音色の切り替えやすさです。

まず魅力として挙げられるのが、ボルトオンネックによる歯切れのある反応。ピッキングした瞬間の感触を大切にする人には、CE 24の方向性が合いやすいでしょう。

また、85/15ピックアップは高音域と低音域の明瞭さを意識した設計なので、クリーンから歪みまで幅広い場面で使えることも特徴です。

特に一本のギターで複数のジャンルを演奏する場合、ハムバッカーとコイルタップを使い分けられる点は便利です。

一方、好みが分かれる部分もあります。

例えば、メイプルネックの反応を気に入る人がいる一方、セットネックのCustom 24に感じる滑らかさや音の厚みを好む人もいるでしょう。

また、USA製CE 24は高額なギターですが、標準付属ケースはハードケースではなくPremium Gig Bagです。

持ち運びやすさという利点はあるものの、高額モデルにはハードケースを求める方もいると思います。

さらに、価格を考えるとCore Custom 24やS2 Custom 24と比較したくなるのも自然なことです。

そこで大切なのは、レビューの評価点数だけではなく、その人がどんな音楽を演奏し、何を基準に評価しているかを確認すること。

同じギターでも、カッティングを中心に弾く人と、太いリードトーンを求める人では評価が変わって当然です。

レビューを読むときの注意点

CE 24は製造年によってピックアップ、ペグ、仕上げなどが異なります。また、SE CE 24とUSA製CE 24を同じものとして評価している情報にも注意してください。レビュー対象のモデルと年式を確認することが大切です。

CE24が向いている人

では、どんなギタリストにCE 24が向いているのでしょうか。

私なら、まずボルトオンネック特有の反応を好みながら、ハムバッカーの厚みも欲しい方にすすめたいですね。

例えば、普段はストラトキャスターを使っているものの、もう少し太い音でハードロックを演奏したい場合です。

CE 24なら2基のハムバッカーを使って厚みのある音を出しつつ、コイルタップによる軽快なサウンドも選べます。

また、24フレット仕様なので、高音域を多用するギターソロにも対応できます。

反対に、セットネック特有の演奏感を重視する人や、Core Custom 24の外観や操作系が気に入っている人なら、無理にCE 24を選ぶ必要はありません。

PRSのギターが初めてなら、予算を抑えたSE CE 24を試してから判断するのも良い方法です。

大切なのは「USA製だから良い」「Coreのほうが上位だから正解」という考え方だけで選ばないこと。

むしろ、自分が弾いたときに気持ちよく音を出せるかどうかを基準にしてください。

PRS全体のシリーズやおすすめモデルについては、PRSおすすめモデルの選び方でも比較しています。

中古CE24を選ぶ注意点

USA製CE 24を少しでも安く購入したい場合、中古は魅力的な選択肢になります。

ただし、PRS CEシリーズには長い歴史があり、現行モデルと古いモデルでは仕様が違います。

特に1980年代末から2000年代に製造されたCEシリーズは、現行品と同じ感覚で選ばないほうが良いでしょう。

古いCE 24には現行の85/15とは異なるピックアップや、5ウェイロータリースイッチを採用した個体も存在します。

また、ネック形状や塗装、ペグ、ブリッジなども年代によって変化しています。

まずは商品の製造年と型番を確認し、現行品の仕様表をそのまま当てはめないことが大切です。

次に確認したいのがネックの状態です。

ボルトオン構造のギターでは、ネックとボディの接合部分に不自然な隙間や割れがないか確認してください。

もっとも、ネックジョイント付近に細かな塗装のクラックがあるだけで、すぐに構造上の問題があるとは限りません。

重要なのは、ネックが適切な位置に固定され、演奏に支障がない状態かどうかです。

フレットの摩耗、ネックの反り、トラスロッドの調整余裕も確認しておきたいところ。

中古でフレットが大きく減っている場合、購入後にすり合わせや交換が必要になることがあります。

また、トレモロブリッジの動作も見逃せません。アームを使ったあと、チューニングが正常に戻るか試してみてください。

電装系については、各ピックアップで音が出るか、コイルタップが正常に機能するか、ボリュームやトーンに大きなガリがないかを確認します。

年式が古い個体ほど、過去のオーナーがピックアップやペグを交換している可能性もあります。

改造そのものが悪いわけではありませんが、オリジナルパーツの有無や変更内容を把握しておけば、購入後のトラブルを減らせるでしょう。

オンラインショップで探すなら、中古のUSA製PRS CE 24を対象に、年式・重量・フレット状態・改造履歴まで確認できる商品を優先したいところです。

中古のUSA製PRS CE 24を探す

価格は製造年、仕様、状態、付属品などによって変わります。相場だけで判断せず、必要な修理費用も含めて考えてください。

高額な中古品や状態に不安がある個体は、購入前に販売店や専門のリペアマンへ相談することをおすすめします。

購入前の試奏ポイント

CE 24を購入する前には、できれば実際に試奏しておきたいですね。

特にUSA製CE 24とCore Custom 24で迷っているなら、同じ楽器店で弾き比べるのが理想です。

私が最初に確認するのは、ネックの握り心地です。

開放コードを弾いたあと、5フレット付近から12フレット以上まで移動してみます。ネック裏の仕上げや左手の動かしやすさが、自分に合っているかを確かめるためです。

次に、クリーンで単音とコードを弾きます。

ここでは音の大きさよりも、一音ずつの輪郭と、コードを鳴らしたときの各弦の聞こえ方に注目してください。

続いて、軽い歪みでコードを刻んでみましょう。

CE 24の反応の良さを感じたいなら、速いカッティングやミュートを使ったリフも試してみると良いと思います。

最後に、普段使っている程度の歪みでギターソロを弾きます。

高音域まで弾いたときに音が細く感じないか、チョーキングがしやすいか、音の伸び方が好みに合っているかを確認します。

可能ならトレモロアームも使って、チューニングの戻りを確かめてください。

なお、弦高や弦の種類、アンプの設定が違えば、同じギターでもかなり印象が変わります。

比較するときは、できるだけ同じアンプ、同じ音量、近いセッティングで試すことが大切です。

山田のワンポイントアドバイス

試奏するときは、速弾きや派手なフレーズだけで判断しないほうがいいですよ。普段よく弾くコードやバッキングを試すと、ネックの握り心地や音の反応が自分に合っているか分かりやすくなります。

予算とグレードの考え方

PRS CE 24を選ぶとき、価格差をどう考えるかも重要です。

現行ラインナップでは、SE CE 24 Standard Satin、SE CE 24、USA製CE 24というように、予算に応じて複数のモデルを選べます。

価格は販売店、時期、カラー、限定仕様などによって変わりますが、USA製とSEでは大きな差があります。

初めてPRSを購入する方や、ボルトオンモデルが自分に合うか確かめたい方なら、SEから選んでもまったく問題ありません。

一方、長くメインギターとして使うことを考え、USA製の仕上げやハードウェアに魅力を感じるなら、CE 24を選ぶ理由になります。

中古のUSA製CE 24を選ぶ方法もありますが、古いモデルには整備費用が必要な場合もあるため、購入価格だけでは比較できません。

もうひとつ考えておきたいのが、Custom 24との差です。

予算を上げればCore Custom 24も候補になりますが、CE 24のボルトオンらしい反応が気に入っているなら、価格の高いCoreを選ぶ必要はないでしょう。

反対に、Custom 24の音やセットネックの弾き心地が好みなら、CE 24で妥協するより、S2やCoreのCustom 24を検討したほうが満足できるかもしれません。

私はギターを選ぶとき、最終的には長く弾きたいと思えるかどうかを大切にしています。

見た目、弾き心地、サウンドのどれかに大きな不満があると、結局あとから買い替えたくなることもありますからね。

予算に無理のない範囲で、自分が気持ちよく弾き続けられるモデルを選ぶのが一番だと思います。

PRS CE24のよくある質問(FAQ)

Q1. PRS CE 24とCustom 24の一番大きな違いは何ですか?

A. 最大の違いはネックの構造と材質です。CE 24はボルトオンのメイプルネックを採用し、Core Custom 24はセットネックのマホガニーネックを採用しています。

CE 24は歯切れの良い反応や明瞭なアタックを意識したモデルです。一方、Custom 24はセットネック構造に加え、現行モデルではDMOピックアップや5ウェイスイッチを採用しています。

ただし、音の差はネック構造だけで決まるものではありません。実際の弾き心地や音色まで含めて比較することをおすすめします。

Q2. PRS CE 24とSE CE 24は同じギターですか?

A. 同じCE系の基本設計を共有していますが、別のモデルです。

USA製CE 24はアメリカ製で、PRS 85/15ピックアップやPhase IIIロッキングチューナーを搭載しています。

一方、SE CE 24はインドネシア製で、85/15 SピックアップとPRS Designedチューナーを採用しています。ネック形状や仕上げにも違いがあるため、予算だけでなく実際の演奏感を確認して選んでください。

Q3. PRS CE 24はハードロックにも向いていますか?

A. はい、ハードロックにも十分対応できるギターです。

2基のハムバッカーを搭載しており、厚みのあるリフや歪ませたギターソロにも使いやすい構成になっています。

また、24フレット仕様なので高音域のフレーズにも対応できます。歪ませたときの音の分離やピッキングへの反応を重視する方にも、試す価値があるでしょう。

ただし、好みの歪み方はアンプやエフェクターによっても変わるため、普段使っている機材に近い環境で試奏するのがおすすめです。

Q4. PRS CE 24の中古は古いモデルでも大丈夫ですか?

A. 状態が良ければ、古いCEシリーズも十分購入候補になります。ただし、製造年によってピックアップ、スイッチ、ネック形状、ハードウェアなどが異なります。

中古ではフレットの摩耗、ネックの状態、トラスロッド、トレモロの動作、電装系を確認してください。

また、改造歴や交換パーツの有無も重要です。高額な購入になる場合は、販売店に詳細を確認し、必要に応じてリペアマンに相談することをおすすめします。

Q5. PRS CE 24は初心者でも弾きやすいですか?

A. 初心者でも問題なく使えるモデルです。

25インチスケール、24フレット、比較的薄めのネックなど、現代的な演奏スタイルにも対応しやすい構成になっています。

ただし、USA製CE 24は価格が高く、トレモロ付きギターの調整にもある程度の知識が必要です。

初めて購入するならSE CE 24やSE CE 24 Standard Satinも検討すると良いでしょう。

大切なのは初心者向けという分類よりも、自分の手に合い、無理なく練習を続けられることです。

まとめ

PRS CE 24は、Custom 24に近い基本設計を持ちながら、ボルトオンのメイプルネックによって独自の演奏感を追求したモデルです。

25インチスケール、24フレット、メイプルトップとマホガニーバックなど、PRSらしい特徴を受け継ぎつつ、音の立ち上がりや歯切れの良さに魅力があります。

今回のポイントを振り返ると、次のようになります。

  • CE 24はボルトオンのメイプルネックを採用したPRS
  • Core Custom 24はセットネックのマホガニーネックを採用
  • 2026年のUSA製CE 24には85/15ピックアップを搭載
  • SE CE 24は価格を抑えてボルトオンのPRSを楽しめる
  • 中古は年式とパーツ構成、ネックの状態を確認する
  • 最終的には試奏で音と弾き心地を確かめることが大切

私は今もCustom 24をメインギターとして使っていますが、ボルトオンネックの反応を好む方なら、CE 24を優先して試す価値は十分あると思います。

Custom 24のほうが高額だから必ず満足できる、というものではありません。

ギターを選ぶ楽しさは、自分が弾いたときにしっくりくる一本を見つけることにあります。

PRSらしい美しさや幅広いサウンドを楽しみながら、歯切れの良い演奏感も求めたい。そんな方は、ぜひCE 24を候補に入れてみてください。

実際に握って音を出したときに、あなたにとっての答えが見つかると思います。

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