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こんにちは、エレキギター完全ガイドの山田です。
PRSのCustom 24といえば、美しいメイプルトップと独特のボディデザイン、そして幅広いジャンルに対応できるサウンドが魅力のギターです。
ただ、アメリカ製のCore Custom 24はかなり高価。そこで候補になるのが、比較的購入しやすい価格のPRS SE Custom 24です。
私はこれまでSE Custom、Core Custom 24、Custom 22を所有してきました。どのギターにも共通して感じたのは、作りの丁寧さ、外観の美しさ、そしてチューニングの安定感です。現在もCore Custom 24はライブやスタジオで使うメインギターとして活躍しています。
SE Custom 24についても、単なる安価なPRSとは考えていません。特にネックの弾き心地には、以前所有していたSEで価格以上の魅力を感じました。
では、2026年モデルのSE Custom 24はどこまで実用的なのか。CoreやS2との価格差には、それだけの理由があるのでしょうか。
この記事では、2026年モデルの仕様や音の特徴、気になる欠点、新品と中古の選び方まで、これまでの所有経験を交えながら詳しく紹介します。
この記事でわかること
- PRS SE Custom 24の2026年モデルの評価と基本性能
- 85/15 “S”ピックアップやネックの特徴
- SE・S2・Coreの違いと価格差の考え方
- 新品・中古で後悔しない選び方と確認事項
PRS SE Custom 24の2026年評価
PRS SE Custom 24は、ブランドを代表するCustom 24の基本設計を、現実的な価格で楽しめるモデルです。
2026年モデルでも24フレット、25インチスケール、2基のハムバッカー、コイルタップという主要な特徴は健在。まずは仕様と演奏面から、どんな魅力があるのか見ていきます。
SE Custom 24の評価と結論
私がSE Custom 24を評価するうえで最も重視するのは、ギターとして必要な性能が、価格に対してどれだけ充実しているかという点です。
この点で、SE Custom 24は十分に魅力的な選択肢だと思います。
24フレットまで使える演奏範囲、比較的薄めのネック、ハムバッカーとコイルタップによる音色の切り替え。さらに、PRSらしいダブルカッタウェイとバードインレイまで備えています。
例えば、ハードロックのコピーをする場合、歪ませたリフからギターソロ、クリーンのアルペジオまで1本で対応できるのは大きなメリットです。
私もコピーバンドでライブをしていますが、曲によってギターを何本も持ち替えるのはなかなか大変。そんな場面では、幅広い音作りができるギターが助かります。
もちろん、Coreと比較すればトップ材の質感、ピックアップ、トレモロ、ペグなどに違いがあります。ただし、それらすべてがライブでの使いやすさに直結するわけではありません。
SE Custom 24の評価
PRSらしい24フレット設計と多彩なサウンドを、実用的な価格で手に入れたい人に向いたギターです。Coreならではの高級感や所有満足度を最優先しなければ、ライブから自宅練習まで十分に活躍できる可能性があります。
個人的には、初めてPRSを購入する人はもちろん、ライブやスタジオ用にもう1本欲しい人にもおすすめしたいモデルです。
2026年モデルの基本スペック
2026年のSE Custom 24は、PRSの代表的な設計を受け継いでいます。
主な仕様を確認してみましょう。
| 項目 | 2026年モデルの仕様 |
|---|---|
| 製造国 | インドネシア |
| ボディ | メイプルトップ、マホガニーバック |
| トップ化粧板 | フレイムメイプル・ヴェニア |
| ネック | メイプル、マルチプライ構造 |
| ネック形状 | Wide Thin |
| 指板 | ローズウッド |
| 指板ラジアス | 10インチ |
| フレット数 | 24フレット |
| スケール | 25インチ |
| ピックアップ | 85/15 “S” ×2 |
| コントロール | 1ボリューム、プッシュプル式トーン、3ウェイブレード |
| ブリッジ | PRS Patented Tremolo |
| ペグ | PRS Designed Tuners with Wing Buttons |
| 出荷時の弦 | 10-46 |
| 付属ケース | ギグバッグ |
基本構成は、メイプルトップとマホガニーバックのセットネックギター。PRSのCustom 24らしい組み合わせです。
ただし、Coreとは異なり、SEのネックはメイプル材を使用したマルチプライ構造。トップにも美しい木目を表現するための薄いヴェニアを使用しています。
一方で、24フレットや25インチスケールなど、演奏に直結する主要な部分は共通しています。
2026年モデルの詳しい仕様は、PRS Guitars Japan公式「SE Custom 24 2026年モデル」でも確認できます。
なお、限定仕様やQuiltモデルなどは指板材や外観が異なる場合があります。購入するときは、通常仕様のSE Custom 24と混同しないようにしてください。
24フレットとネックの弾き心地
SE Custom 24の魅力として外せないのが、24フレットとWide Thinネックの組み合わせです。
Wide ThinはPRSの中でも比較的薄めのネック形状。ネックを握り込む演奏より、親指をネック裏に置いて指を動かすスタイルにも合わせやすい形状だと思います。
私が以前所有していたSE Customで特に印象に残っているのも、このネックの感触でした。
当時のSEは、ボディの質感などに価格なりの違いを感じる部分があったものの、ネックについてはかなり好印象。その後Core Custom 24を手にしたとき、握った感触に共通するものを感じたのを覚えています。
もちろん、当時のSEと2026年モデルがまったく同じという意味ではありません。ですが、SEでもネックの弾き心地を大切にしていることは、PRSを選ぶ理由になるでしょう。
また、24フレット仕様なので、1弦の24フレットで2オクターブ上のE音まで演奏できます。
速弾きやハードロックのギターソロで23〜24フレットを使いたい人には便利です。ダブルカッタウェイのおかげで高音域にも手を伸ばしやすくなっています。
一方、ブルースや一般的なロックの演奏では22フレットでも十分な場合があります。フレット数が多いから必ず弾きやすいわけではありません。
もうひとつの特徴が25インチスケールです。
フェンダー系の25.5インチと、ギブソン系で一般的な24.75インチの中間に位置します。同じ弦の太さとチューニングなら、弦の張り具合も両者の中間的な感触になります。
ただし、これは好みが分かれるところ。私自身、以前のSEを手放した理由は品質への不満ではなく、当時の自分にはスケール感がしっくりこなかったためでした。
なので、スペックだけで判断せず、実際にネックを握ってみることをおすすめします。
85/15 “S”の音とコイルタップ
2026年モデルのSE Custom 24には、PRS 85/15 “S”ハムバッカーピックアップが2基搭載されています。
85/15という名称はPRSの代表的なピックアップ設計のひとつで、低音から高音まで明瞭に鳴らすことを意識したものです。
SEに搭載される“S”仕様は、USA製の85/15と同じ部品というわけではありません。PRSの設計思想に基づいた海外製のピックアップとなっています。
このピックアップの魅力は、歪ませたときにも音の輪郭を感じやすく、クリーンでも扱いやすいことです。
リアピックアップではロック向けの歯切れのよいサウンド、フロントでは厚みのあるリードサウンドが狙えます。
さらに、トーンノブを引き上げることでコイルタップが可能です。
通常のハムバッカーサウンドから、シングルコイルに近い軽快な音へ切り替えられます。
コイルタップの使いどころ
歪ませたバッキングやリードでは通常のハムバッカー、カッティングや軽いクリーンではコイルタップという使い分けができます。1本で複数の曲調を演奏する場合に便利な機能です。
ただし、コイルタップした音がフェンダーのストラトキャスターと完全に同じになるわけではありません。
シングルコイル特有の鋭いアタックや空気感を最優先するなら、最初からシングルコイル搭載ギターを選んだほうが満足できる場合もあるでしょう。
また、通常のSE Custom 24では、3ウェイのピックアップセレクターと共通のコイルタップ操作を組み合わせます。各ピックアップを個別にタップできるSE Custom 24-08とは、切り替え方法が異なります。
私の場合、ライブ中に操作が複雑になりすぎるより、必要な音へ素早く切り替えられるほうが助かります。
そう考えると、通常のSE Custom 24のシンプルな操作系は十分に魅力がありますね。
クリーンからロックまでの実力
SE Custom 24は特定のジャンルだけに特化したギターではありません。
クリーン、軽い歪み、ハードロック向けの大きな歪みまで、アンプやエフェクターとの組み合わせによって幅広い音作りができます。
例えばクリーンサウンドでは、フロントピックアップを使えば丸みのある音、コイルタップを使えば比較的軽快なコードサウンドを狙えます。
軽く歪ませた音では、ピッキングの強さによる変化も楽しめるでしょう。ブルースやポップスのバッキングにも十分使える構成です。
そしてハードロックでは、リアハムバッカーの存在が頼もしく感じられます。
私は1980〜2000年代頃の洋楽ハードロックをコピーすることが多いのですが、こうした音楽ではコードの輪郭とソロの伸びがどちらも大切です。
PRSのCustom系は、複数の弦を同時に鳴らしても音程が見えやすいという魅力があります。
もちろん、SEの85/15 “S”とCoreのピックアップが同じ音を出すわけではありません。それでも、SEの構成ならロックのバッキングからリードまで十分に対応できます。
ただし、極端に出力の高いメタル向けピックアップを求める場合や、ヴィンテージのレスポールらしい荒々しい音が好きな場合には、別のモデルが合う可能性もあります。
PRSの音は「きれいすぎる」「優等生的」と表現されることがありますが、私はそこも魅力だと思っています。
音がまとまりやすいことは、バンドの中で演奏するときにメリットになる場合があるからです。
トップ材と外観の完成度
PRSに興味を持つきっかけとして、美しいボディデザインを挙げる人も多いでしょう。
SE Custom 24も、フレイムメイプルの木目やバードインレイなど、PRSらしい外観を楽しめます。
2026年の通常モデルでは、メイプルトップの表面に薄いフレイムメイプル・ヴェニアを使用しています。
これは厚いフィギュアドメイプル材をそのまま使うCoreとは異なる構造ですが、見た目の美しさを比較的低いコストで実現できる方法です。
また、ボディトップにはShallow Violinと呼ばれる浅めのカーブを採用しています。
Coreの深いViolin Carveと比較すると、ボディの立体感や輪郭に違いがあります。近くで見ると上位モデルらしい造形の差を感じる部分でしょう。

こちらは私が所有しているCore Custom 24です。
SEの2026年モデルではありませんが、PRSのCustom 24らしい美しいボディ形状がわかると思います。
Coreの高級感は確かに魅力です。ただ、普段からライブやスタジオへ持ち出すギターなら、SEの外観でも十分満足できる人は多いのではないでしょうか。
また、PRSは同じカラー名でも木目の出方によって印象が変わります。通販で購入する場合は、できれば販売する実物の写真を確認したいところです。
トレモロとチューニングの安定性
SE Custom 24には、PRS独自設計のトレモロブリッジが搭載されています。
アームを使って音程を揺らす演奏ができ、軽いビブラートからロックらしいアーミングまで対応します。
私がこれまで所有してきたPRSは、どれもチューニングの安定感に良い印象がありました。
ただし、ここで注意したいのは、2026年モデルの通常のSE Custom 24には、標準でロッキングチューナーが搭載されていないことです。
採用されているのはPRS Designed Tuners with Wing Buttons。Coreや現行S2に使われるPhase IIIロッキングチューナーとは異なります。
とはいえ、ロックペグがないからチューニングが不安定になると決めつける必要はありません。
実際にはナットの状態、弦の巻き方、ブリッジの調整、弦の伸ばし方などが大きく関係します。
新しい弦を張った直後にチューニングが狂いやすい場合も、ペグの性能だけが原因とは限らないんですね。
購入前に確認したいこと
トレモロを使用する場合は、アーム操作後に音程が元へ戻るか確認してください。大きく狂う場合は、ナットやブリッジ、弦の状態などを楽器店で点検してもらうと安心です。
また、激しいアームダウンやダイブボムを頻繁に行うなら、Floyd Roseを搭載したSE Custom 24 Floydも候補になります。
通常モデルは万能型、Floydモデルはより激しいアーミング向けと考えると選びやすいでしょう。
SEとCoreを所有して感じた違い
スペック表だけでは伝わりにくい部分について、私の経験も書いておきます。
私は以前SE Custom 24を所有し、その後Core Custom 24やCustom 22も使ってきました。
最初にSEを購入したときは、価格を考えれば十分に良いギターだと感じました。特にネックは印象的で、上位モデルを購入したあとにも共通するフィーリングを感じたほどです。
一方、Coreを使うようになると、外観の美しさ、ボディの立体感、パーツの質感などに違いを感じました。
手に取ったときの満足感という意味では、やはりCoreには特別な魅力があります。

ただ、ライブで演奏しているときに考えているのは、トップ材のグレードではありません。音がうまく作れているか、弾きやすいか、曲の途中でトラブルが起きないかということです。
現在のCore Custom 24は、私にとってそうした要求に応えてくれる大切な1本です。

そして、同じように演奏の目的を満たせるなら、SEでも十分に価値があると思っています。
◆山田のワンポイントアドバイス
ギターは値段が高いほど自分に合うとは限りません。私も複数のPRSを所有してきましたが、結局はネックの握り心地と演奏する曲との相性が大切だと感じています。SEを弾いて不満がなければ、無理にCoreまで予算を上げる必要はないと思いますよ。
Core Custom 24そのものの音や弾き心地については、PRS Custom 24の評価と実機レビューでも詳しく紹介しています。
PRS SE Custom 24の価格と選び方
ここからは、実際に購入することを想定して考えていきます。
2026年モデルを新品で購入するべきか、中古を探すべきか。また、S2やCoreに予算を上げる意味はあるのでしょうか。
価格だけで判断せず、長く使える1本を選ぶためのポイントを紹介します。
2026年の新品価格とコスパ
2026年モデルのSE Custom 24は、日本国内では新品で13万円前後の販売例が見られます。
2026年秋に確認できる通常仕様の販売例では、おおむね13万円台前半。カラーや店舗によって価格が異なり、限定仕様やQuiltモデルでは15万円台になる例もあります。
価格は時期や為替、在庫状況によって変化するため、これらはあくまで一般的な目安です。
10万円を超えるエレキギターなので、決して安い買い物ではありません。
それでも、24フレット、セットネック、コイルタップ、PRSデザインのトレモロ、ギグバッグまで含まれることを考えると、価格と内容のバランスは良いと思います。
同じ予算で他メーカーのギターを探すこともできますが、PRSらしい外観と弾き心地を求めるなら、SE Custom 24は有力な候補です。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングでは、販売店によってポイント還元やクーポンの条件が異なります。
ただし、ポイント還元を重視しすぎて、保証や初期調整の内容を見落とさないようにしたいですね。
なお、商品名に「2026」と書かれていても、それが正式なモデルイヤーなのか、製造年なのか、販売店の表記なのかは確認が必要です。
SE・S2・Coreの違いを比較
PRS Custom 24を検討していると、SEの上位に位置するS2やCoreも気になると思います。
2026年の通常モデルを基準にすると、主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | SE Custom 24 | S2 Custom 24 | Core Custom 24 |
|---|---|---|---|
| 製造国 | インドネシア | アメリカ | アメリカ |
| フレット数 | 24 | 24 | 24 |
| スケール | 25インチ | 25インチ | 25インチ |
| ネック材 | メイプル | マホガニー | マホガニー |
| ネック構造 | マルチプライ | スカーフジョイント | 1ピース |
| ネック形状 | Wide Thin | Pattern Thin | Pattern Thin |
| トップ形状 | Shallow Violin | Asymmetric Bevel | Violin |
| ピックアップ | 85/15 “S” | USA製85/15 | DMO |
| 切り替え | 3ウェイ+プッシュプル | 5ウェイ | 5ウェイ |
| ペグ | PRS Designed | Phase IIIロック式 | Phase IIIロック式 |
| ケース | ギグバッグ | プレミアムギグバッグ | ハードケース |
| 国内価格の目安 | 約13万円 | 約34〜35万円 | 約64万円〜 |
※価格は2026年の国内販売例をもとにした参考値です。販売店や仕様によって変動します。
ここで特に注目したいのは、S2の仕様です。
以前のS2には海外製ピックアップが搭載されていた時期もありますが、現行S2 Custom 24ではUSA製85/15ピックアップを採用しています。
さらに、Phase IIIロッキングチューナーやニトロセルロース系の塗装など、上位モデルに近い仕様になっています。
一方、2026年のCore Custom 24にはDMOピックアップが搭載されており、S2とCoreでも仕様は同じではありません。
つまり、S2は単に「アメリカ製のSE」という存在ではなく、独自の魅力を持ったシリーズです。
ただし、SEからS2へ上げると20万円以上、SEからCoreでは50万円前後以上の差が生じることがあります。
その価格差をどう考えるかが、購入判断の大きなポイントになります。
Coreとの価格差に価値はある?
Core Custom 24の高級感や作りには、確かに魅力があります。
美しいトップ材、立体的なボディカーブ、USA製ピックアップ、ハードウェアなど、上位モデルにふさわしい仕様です。
ただ、SEの何倍もの価格だから、演奏が何倍も楽しくなるというわけではありません。
例えば、スタジオやライブで使うギターが欲しい場合、SE Custom 24でも自分が必要とする音と弾き心地を満たせる可能性があります。
その場合、差額をアンプやエフェクター、メンテナンス費用などに使う考え方も合理的です。
一方で、以前からCoreに憧れている人なら話は別。
ギターは演奏する道具であると同時に、所有する楽しみも大きいものです。美しいトップを眺めるだけでうれしくなる。そんな気持ちもよくわかります。
私もCore Custom 24を所有しているので、その魅力は十分に感じています。
だからこそ、購入前には「必要な機能が欲しいのか」「Coreそのものが欲しいのか」を考えてみてください。
PRSのグレードによる違いをさらに詳しく知りたい場合は、PRSのSEで十分かをCoreと比較した記事も参考になると思います。
Custom 24-08やCEとの違い
2026年のPRS SEシリーズには、通常のCustom 24以外にも魅力的なモデルがあります。
中でも比較したいのが、SE Custom 24-08とSE CE 24です。
SE Custom 24-08との違い
SE Custom 24-08は、通常のSE Custom 24よりも音色の切り替えに重点を置いたモデルです。
2026年モデルではTCI “S”ピックアップを2基搭載し、2つのミニトグルスイッチによってフロントとリアのコイルタップを個別に操作できます。
これにより8種類の基本的なピックアップ構成を選択できるのが特徴です。
通常のSE Custom 24でも幅広い音作りはできますが、細かい切り替えを楽しみたいなら24-08が面白いでしょう。
逆に、ライブ中の操作をできるだけ簡単にしたい人には、通常のCustom 24のほうが合うかもしれません。
SE CE 24との違い
SE CE 24は、ボルトオンネックを採用したPRSです。
Custom 24のセットネックとは構造が異なり、ネックとボディをボルトで固定しています。
一般的には、ボルトオン構造のギターは音の立ち上がりやアタック感を好む人に人気があります。ただし、実際の音はピックアップやボディ材などにも左右されます。
どちらも24フレットのPRSを楽しめますが、弾き心地や音の反応には違いがあります。
CE系の特徴が気になる場合は、PRS CE24とCustom 24の違いを解説した記事も参考にしてください。
向いている人と合わない人
SE Custom 24は万能型のギターですが、すべての人にとって最適とは限りません。
まず、おすすめしやすいのは、次のような人です。
- 初めてPRSのギターを購入する人
- 24フレットの弾きやすいギターを探している人
- ハードロックからクリーンまで1本で演奏したい人
- ライブやスタジオで積極的に使用したい人
- Coreほどの予算をかけずにPRSを楽しみたい人
特に、バンドで何曲も演奏する人には相性が良いと思います。
リアハムバッカーで歪ませたリフを弾き、フロントでギターソロを演奏する。曲によってコイルタップを使い分けることもできます。
一方、ヴィンテージのレスポールのような音を最優先したい人や、ストラトキャスター特有のシングルコイルサウンドが好きな人は、別のモデルも比較したほうがよいでしょう。
また、固定ブリッジのギターを好む人にとっては、トレモロの調整が負担になる場合があります。
頻繁にチューニングを変更する人も、トレモロ搭載ギターより固定ブリッジのほうが扱いやすいことがあります。
さらに、最初からCoreの美しいトップ材や高級感に憧れている人は注意したいところです。
価格だけを理由にSEを選ぶと、あとからCoreが欲しくなる可能性もあります。
性能面で十分かどうかと、所有する満足感は別の話なんですね。
購入前に試奏で確認したいこと
SE Custom 24を購入する前には、できれば楽器店で実際に弾いてみてください。
特に確認したいのはネックの握り心地です。
Wide Thinは比較的薄いネックですが、薄いネックが誰にでも弾きやすいとは限りません。
開放コードを押さえたときの感覚、12フレット付近でのフィンガリング、ハイポジションでのソロなど、普段演奏するフレーズを試してみましょう。
次に確認したいのがピックアップの音です。
可能であれば、同じアンプの設定でフロント、センター、リアを切り替え、通常のハムバッカーとコイルタップの両方を試してください。
クリーンだけでなく、少し歪ませた状態でも弾いてみると違いがわかりやすくなります。
そして、トレモロを使ったあとのチューニングも確認したいですね。
少しアームを動かし、開放弦の音程が戻るか試します。気になる部分があれば、その場で店員さんに相談してください。
◆山田のワンポイントアドバイス
試奏するときは、難しいフレーズを弾く必要はありません。いつも弾いているコード、短いソロ、簡単なアルペジオを試すだけでも十分です。私は、普段の自分の演奏で違和感がないかを大切にしています。
また、重量も確認しておきましょう。
同じSE Custom 24でも木材によって重量には個体差があります。長時間立って演奏する人なら、ストラップを付けた状態のバランスも重要です。
ネック落ちしないか、ボディが自然な位置に収まるかなども確かめると、購入後の満足度につながります。
中古SE Custom 24の選び方
新品の予算が少し厳しい場合は、中古のSE Custom 24も候補になります。
中古市場には比較的古い韓国製モデルから、インドネシア製の比較的新しいモデルまで流通しています。
価格は年式、状態、付属品、限定仕様などで大きく変わりますが、一般的な中古の出品価格では6万〜10万円前後の例も見られます。
ただし、これはあくまで参考となる出品価格の幅で、実際の成約価格や買取価格とは異なります。
また、状態の良い新しい個体や限定仕様では、新品に近い価格になることもあります。
中古を購入するときに私が最も確認したいのは、ネックとフレットの状態です。
ネックに大きな反りがないか、トラスロッドの調整余地があるか、フレットが極端に減っていないかなどを確認します。
次に、ピックアップセレクターやボリューム、トーンノブの動作です。
切り替え時に音が途切れたり、ノブを回すと大きなガリ音が出たりする場合は、修理や清掃が必要になる可能性があります。
また、トレモロブリッジの状態やアームの付属有無も確認したいところです。
中古購入時の注意点
同じSE Custom 24でも、年式によってピックアップやスイッチ、ブリッジ、外観などが異なります。商品名だけで2026年モデルと同じ仕様だと判断しないようにしましょう。
特に注意したいのが製造国です。
SEシリーズ初期には韓国製モデルが存在しましたが、現在のSEエレクトリックはインドネシアで製造されています。
したがって、韓国製だから必ず優れている、インドネシア製だから品質が低い、といった判断はおすすめしません。
製造国や年式は参考情報として確認し、最終的には実際の状態と弾き心地で選ぶべきでしょう。
価格を比較するなら、中古のPRS SE Custom 24の在庫と価格を確認し、新品との差額を見ておくことをおすすめします。
なお、個人売買では返品や修理保証が付かないケースもあります。
初めて中古ギターを購入する人なら、多少価格が高くても、検品や調整、保証のある楽器店を選ぶほうが安心です。
石橋楽器でPRS SE Custom 24の中古を探す購入後の調整や改造は必要?
SE Custom 24を購入すると、ピックアップやペグを交換したほうがよいのか気になる人もいると思います。
私の考えでは、最初から大きく改造する必要はありません。
まずは純正の状態でしばらく弾いてみてください。
実際に使い続けることで、自分にとって必要な部分が見えてきます。
例えば、アームを多用するとチューニングが気になる場合は、いきなりロックペグへ交換する前に、ナットやブリッジの調整を確認したほうがよいでしょう。
弦高が高くて弾きにくい場合も、ギターそのものが合わないと判断する前に、適切なセットアップを試す価値があります。
ピックアップ交換についても同様です。
85/15 “S”は幅広いジャンルに対応できる設計なので、まずはアンプやエフェクターの設定を試してみることをおすすめします。
どうしても求める音にならない場合に、交換を検討しても遅くありません。
また、ピックアップ、ロックペグ、ブリッジなどを次々交換すると、それなりの費用がかかります。
場合によってはS2との価格差が縮まることもあるため、購入前から大幅な改造を考えているなら、上位モデルと比較したほうがよいでしょう。
交換部品の適合性や電装系の作業については、メーカーの正確な情報を確認し、必要に応じて楽器店や専門のリペアショップへ相談してください。
新品と中古はどちらがおすすめ?
2026年のSE Custom 24を購入するなら、私はまず新品を候補にすると思います。
理由は、最新仕様を選べること、保証があること、そして前の所有者による改造や消耗を気にする必要が少ないことです。
特に、これから長く使うメインギターを購入する人なら、新品の安心感は大きいでしょう。
一方、中古には価格面のメリットがあります。
状態の良い個体を新品より数万円安く購入できるなら、その差額をアンプやエフェクター、ケースなどへ回すこともできます。
ただし、購入後にフレットのすり合わせや電装系の修理が必要になれば、思ったほど安くならない場合もあります。
中古を選ぶときは販売価格だけでなく、整備費用や保証まで含めて比較したいですね。
また、2026年モデルの新品を選ぶ場合でも、カラーによって在庫状況が変わります。
気に入った木目やカラーが見つかったら、新品SE Custom 24のカラー別在庫と販売価格を比較して、納得できる1本を選んでください。
石橋楽器でPRS SE Custom 24を探すただし、価格やポイント還元は随時変わります。正確な情報はメーカー公式サイトおよび各販売店で確認しましょう。
PRS SE Custom 24のよくある質問(FAQ)
Q1. PRS SE Custom 24は初心者にもおすすめですか?
A. 初心者にもおすすめできるギターです。24フレット、比較的薄いWide Thinネック、コイルタップなど、長く使える仕様を備えています。ただし、一般的な初心者セットより価格は高めです。無理に予算を上げる必要はありませんが、長く続けるつもりなら最初の1本としても十分候補になります。可能なら購入前にネックを握ってみてください。
Q2. PRS SE Custom 24はCoreと同じ音が出ますか?
A. まったく同じ音にはなりません。2026年のSE Custom 24は85/15 “S”、Core Custom 24はDMOピックアップを採用しています。ネック材や構造、トレモロ、配線も異なります。ただし、同じCustom 24系として共通する設計思想があり、SEでも幅広いジャンルに対応できるサウンドを楽しめます。
Q3. SE Custom 24はチューニングが狂いやすいですか?
A. 必ずしも狂いやすいわけではありません。PRSはチューニングの安定性を考慮したトレモロ設計を採用しています。ただし、通常の2026年SE Custom 24はロックペグが標準装備ではありません。ナットや弦の巻き方、ブリッジの調整状態によって結果が変わるため、実際の個体を確認することが大切です。
Q4. PRS SE Custom 24の中古は何万円くらいですか?
A. 年式や状態によって異なりますが、一般的な中古の出品例では6万〜10万円前後の個体も見られます。ただし、限定モデルや状態の良い新しい個体はさらに高くなる場合があります。価格だけでなく、ネック、フレット、トレモロ、電装系、保証の有無を確認してください。
Q5. SE Custom 24と24-08はどちらがよいですか?
A. シンプルな操作でハムバッカーとコイルタップを使いたいなら、通常のSE Custom 24が選びやすいと思います。一方、各ピックアップのタップを個別に操作して、より多くの音色を作りたいなら24-08が候補です。2026年モデルでは搭載ピックアップも異なるため、可能なら両方を試奏してみることをおすすめします。
まとめ
PRS SE Custom 24の2026年モデルは、PRSらしい演奏性とサウンドを、比較的現実的な価格で楽しめるギターです。
24フレット、25インチスケール、Wide Thinネック、85/15 “S”ピックアップ、コイルタップなど、演奏に必要な機能が充実しています。
私自身、以前所有していたSEではネックの弾き心地に良い印象を持ちました。その後Core Custom 24を購入してからも、SEの価格と性能のバランスには魅力を感じています。
購入前に押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 2026年の通常モデルは新品13万円前後が参考価格
- 24フレットとWide Thinネックで高音域まで演奏しやすい
- 85/15 “S”とコイルタップで幅広い音作りができる
- CoreやS2とはパーツや仕上げ、所有満足度に違いがある
- 中古は年式や製造国だけでなく実際の状態を確認する
Core Custom 24には、上位モデルならではの魅力があります。しかし、ライブやスタジオで必要な音が出せて、自分の手にしっくりくるなら、SE Custom 24でも十分に満足できるでしょう。
特に、初めてPRSを購入する人や、価格と演奏性能のバランスを重視する人にはおすすめです。
最後は、あなたがそのギターを弾いて楽しいと感じるかどうか。
気になる個体があれば、ぜひ実際に手に取ってみてください。スペックや価格だけではわからない、自分に合う1本が見つかると思います。



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