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こんにちは、エレキギター完全ガイドの山田です。
これからエレキギターを始めようとしてAmazonを見ると、ギター本体だけでなく、アンプ、チューナー、シールド、ストラップ、ピックなどが一式になった初心者セットが数多く見つかります。価格も1万円台から数万円まで幅があり、「とりあえず全部入っているセットを買えば大丈夫なのでは」と考える方も多いでしょう。
一方で、検索していると「初心者セットはダメ」「安すぎるセットはやめた方がいい」といった意見も目にします。初めての1本では、ギター本体の良し悪しもアンプの違いも分かりにくいため、何を基準に選べばいいのか迷うのは当然です。
結論からいうと、Amazonのエレキギター初心者セットでも十分に始められます。ただし、見るべきなのは「何点セットか」ではありません。ギター本体のメーカーとモデル、アンプの実用性、最低限必要な付属品、販売元、保証や返品条件まで確認して選ぶことが大切です。
私自身、30年以上エレキギターを弾き、ストラト系、レスポール、PRS、シェクターなどさまざまなタイプを所有してきました。その経験から見ると、初心者ほど付属品の数ではなく、毎日触るギター本体の弾きやすさを優先した方が失敗しにくいと考えています。
- Amazonのエレキギター初心者セットが向いている人
- 初心者セットで確認すべきギター本体と付属品
- PACIFICAやSquierなど候補にしやすいモデル
- 購入後に確認したい初期状態と調整ポイント
Amazonのエレキギター初心者セットを選ぶ基準
初心者セットはダメなのか
エレキギターの初心者セットそのものがダメということはありません。必要なものを一度にそろえられるため、何を買えばいいか分からない人には分かりやすい買い方です。
特に最初の段階では、ギター本体だけ購入しても演奏環境が完成しません。アンプ、シールド、チューナー、ピックなどを別々に選ぶ必要があります。その点、初心者セットなら届いた日から音を出せる構成にしやすいのがメリットです。
ただし、セットによって中身の考え方は大きく違います。ギター本体に予算をかけて必要最低限の付属品を付けたセットもあれば、低価格の本体に安価なアクセサリーを多数付けて「15点セット」「20点セット」のように見せている商品もあります。
そのため、初心者セットを選ぶときは「セットだから安心」「点数が多いからお得」と判断しないことが重要です。最初に見るべきなのはギター本体で、その次にアンプとチューナー、シールドを確認すると選びやすくなります。
何点セットより中身を確認する
Amazonで初心者セットを比較するとき、セット点数は分かりやすい数字ですが、実際の使いやすさとは必ずしも一致しません。例えば、ピックが3枚なら3点、ケースやクロス、コード表、ピックケースまで数えると、簡単に10点以上になります。
しかし、演奏を始めるために本当に重要なのは、ギター本体、アンプまたはヘッドホンアンプ、シールド、チューナー、ピックです。自宅で立って弾くならストラップ、保管や持ち運びをするならケースも必要になります。
| 優先度 | 内容 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 最優先 | ギター本体 | メーカー、モデル、ネック、ピックアップ構成 |
| 高い | アンプ | 音量、ヘッドホン端子、電源方式 |
| 高い | チューナー | 初心者でも操作しやすいか |
| 高い | シールド | ギターとアンプを接続できるか |
| 中程度 | ケース・ストラップ | 持ち運びや保管に使えるか |
| 低め | クロス・コード表など | 必要なら後から買い足せる |
つまり、初心者セットの価値は点数ではなく、重要なものにどれだけ予算が配分されているかで考えると分かりやすくなります。
予算は3万から5万円を基準にする
初めてのエレキギターでは、極端に高価なモデルを買う必要はありません。一方で、価格だけを優先して最安クラスを選ぶと、弦高やフレット処理、ペグ、電装系などで不満が出る可能性があります。
一つの目安として考えやすいのが、セット全体で3万〜5万円前後です。この価格帯になると、YAMAHA、Squier、Ibanezなど、初心者向けとして長く販売されているメーカーのギターを軸にしたセットが候補に入りやすくなります。
もちろん、2万円前後でも始めることはできます。大切なのは「安いからダメ」と決めつけることではなく、その価格のうちギター本体にどれくらい価値があるのかを考えることです。反対に、予算が5万円以上あるなら、付属品を豪華にするよりギター本体のグレードを上げる方法もあります。
初心者だから安いギターでなければならないというルールはありません。長く続けたい気持ちが強いなら、最初から気に入ったギターに予算をかけるのも十分に合理的です。
初心者に必要なものを確認する
エレキギターは、本体だけでも小さな生音は出ます。しかし、エレキギターらしい音や歪み、ミュート、ピッキングの強弱を確認するには、アンプなどを通して練習した方が分かりやすくなります。
最低限そろえたいのは、ギター本体、アンプまたはヘッドホンアンプ、シールド、チューナー、ピックです。さらに、ケース、ストラップ、交換弦、クロスがあると日常的に使いやすくなります。
特にチューナーは後回しにしない方がよいでしょう。ギターは6弦からE、A、D、G、B、Eに合わせるのが基本で、弾く前にチューニングを確認する習慣が上達にもつながります。
集合住宅や夜間の練習が中心なら、アンプのヘッドホン端子も重要です。セットにアンプが入っていても、ヘッドホンが使えなければ生活環境によっては活用しにくくなります。
ストラトとレスポールで選ぶ
初心者セットでよく見かけるのが、ストラトキャスタータイプとレスポールタイプです。どちらが初心者向きかは一概に決められませんが、音、重量、ネックの感触、見た目がかなり違います。
ストラトタイプは体に沿うボディ形状で、比較的取り回しがよく、SSSやHSSなど複数のピックアップ構成があります。特にHSSは、シングルコイルのクリアな音とリアハムバッカーの太い音を使い分けやすいため、まだ弾きたいジャンルが決まっていない人にも合わせやすい構成です。

一方、レスポールタイプはハムバッカーを2基搭載したモデルが多く、太く厚みのあるサウンドを作りやすいのが特徴です。ロックやハードロックが好きで、レスポールの見た目に強く惹かれるなら、最初から選んで問題ありません。

迷っているなら扱いやすさと音の幅でHSSのストラトタイプ、好きなギタリストや見た目が明確ならその形を優先する、という考え方で十分です。
PACIFICAは有力候補になる
Amazonで初心者向けエレキギターを探すとき、YAMAHA PACIFICAは候補にしやすいシリーズです。特にPACIFICA012やPACIFICA112Vは、初心者向けとしてよく名前が挙がります。
PACIFICAはストラト系の扱いやすい形状で、HSS構成を採用するモデルが多く、クリーンから歪みまで幅広く試しやすいのが魅力です。ロック、ポップス、アニソンなど、最初の段階でジャンルを一つに決めたくない人にも向いています。
選ぶときは「PACIFICA初心者セット」という名前だけでなく、012なのか112Vなのか、アンプは何が付いているのかを確認してください。同じギター本体でも、セットするアンプや付属品によって価格が変わります。
予算を抑えるならPACIFICA012、少し長く使える本体を優先したいなら112Vまで比較する、と考えると整理しやすいでしょう。
SquierやIbanezも比較する
フェンダー系の見た目が好きなら、SquierのSonic StratocasterやSonic Telecasterも候補になります。ストラトやテレキャスターらしいデザインから始めたい人には分かりやすい選択肢です。
一方、ロック系のスタイルや比較的スリムなネックが好みなら、IbanezのGIOシリーズも比較する価値があります。GRX40のようなHSS系モデルは、太い歪みとシングルコイル系の音を使い分けたい初心者に合わせやすい構成です。
レスポールやSGの形が好きなら、Epiphoneも候補になります。つまり、Amazonで初心者セットを探すときは「初心者セット」という大きなくくりだけで探すより、先に本体のブランドやモデルを決め、そのモデル名+初心者セットで探す方が比較しやすくなります。
最初の1本はスペック表だけでなく、見た目も大切です。部屋に置いたときに手に取りたくなるギターは、それだけ練習回数を増やすきっかけになります。
安いセットは本体を最優先で見る
1万円台から2万円前後の安い初心者セットには魅力があります。予算を抑えて始められるため、「続くか分からないので最初は安く試したい」という人には合理的な選択でもあります。
ただし、この価格帯では付属品の豪華さよりギター本体を注意して見てください。ネックが極端に反っていないか、弦高が高すぎないか、フレット端が手に当たらないか、ボリュームやセレクターに不具合がないかといった基本状態が重要です。
初心者にとって難しいのは、弾きにくさの原因が自分の技術なのか、ギターの調整なのか判断しにくいことです。弦高が高すぎるギターで練習すると、「自分は指の力が弱いから弾けない」と誤解してしまうこともあります。
価格を最優先するなら、レビューの数だけでなく、販売者が楽器を扱っている店舗か、初期不良や調整について相談できるかまで確認しておくと安心です。
アンプとヘッドホン環境を見る
初心者セットに付属するアンプは、練習用の小型モデルが中心です。最初の練習では十分でも、製品によって音量、歪み、ヘッドホン端子、AUX入力、電源方式などが異なります。
夜に練習する人はヘッドホン端子を優先してください。スマートフォンや音源に合わせて練習したいなら、AUX入力やBluetoothなどの機能があると便利です。ただし、Bluetoothは音源再生用で、ギターの演奏音には遅延の問題があるため、ギター本体の接続方法は製品仕様を確認しましょう。
また、セットのアンプが最低限のモデルでも、すぐに買い替える必要はありません。まずはチューニング、単音、パワーコード、簡単なコード、ミュートなどを覚え、音作りに興味が出てからアンプやマルチエフェクターを追加しても遅くありません。

エレキギター初心者セットをAmazonで買う注意点
販売元と保証を確認する
Amazonでは同じ商品ページでも、販売元や発送元が異なる場合があります。エレキギターは家電のように電源を入れれば同じ状態で使える商品ではなく、ネック、弦高、チューニング、フレット、電装などの状態が演奏感に影響します。
そのため、価格が数百円安いという理由だけで決めるより、販売元がどこなのか、保証があるのか、初期不良時にどこへ連絡するのかを確認しておく方が重要です。
特にマーケットプレイスの商品では、販売者ごとに対応方法が異なる可能性があります。購入前に商品ページの販売元、発送元、返品条件、保証内容を確認し、分からない点があれば販売者情報も見ておきましょう。
楽器店がAmazonに出店しているケースなら、ギターの扱いに慣れていることが期待できます。初めての1本では、単純な最安値だけでなく、購入後に相談できるかどうかも価値の一部です。
レビューは内容を分けて読む
Amazonのレビューは参考になりますが、星の数だけで判断しない方がよいでしょう。ギター本体への評価、配送時の傷、付属アンプへの評価、販売者対応への評価が混ざっているからです。
例えば「音が悪い」というレビューでも、ギター本体ではなく付属ミニアンプの音を評価している場合があります。反対に「初心者には十分」というレビューも、弦高やフレット状態を詳しく確認した評価とは限りません。
見るときは、ネック、フレット、チューニング、ノイズ、ジャック、塗装、梱包、付属品不足など、具体的な内容が書かれているレビューを優先すると判断しやすくなります。
また、低価格帯のギターは個体差が出ることもあります。一件のレビューを絶対視せず、同じ指摘が複数あるかどうかを確認する視点が大切です。
届いた日に状態を確認する
初心者セットが届いたら、すぐに練習だけを始めるのではなく、まず外観と動作を確認してください。初期不良や輸送中のトラブルがあった場合、早い段階で気づいた方が対応しやすくなります。
最初に、ボディやネックに大きな割れや打痕がないか、ペグが極端に緩んでいないか、弦が正しく張られているかを見ます。次にチューニングを行い、アンプへつないで各ピックアップから音が出るかを確認しましょう。
ボリュームとトーンを回したときに極端なガリや音切れがないか、ピックアップセレクターを切り替えたときに音が変わるか、ジャックを触ったときに音が途切れないかも確認します。
さらに、全フレットを軽く鳴らし、特定の場所だけ極端にビビる、音が詰まるといった症状がないかを見ておくと安心です。初心者で判断が難しい場合は、明らかな異常だけでも動画に残しておくと相談しやすくなります。
初期調整で弾きやすさは変わる
同じモデルでも、弦高やネック状態によって弾き心地は大きく変わります。初心者が「このギターは自分に合わない」と感じていても、実際には調整で改善できることがあります。
特に確認したいのが弦高です。弦が指板から離れすぎていると押さえる力が必要になり、コードやチョーキングが難しくなります。逆に低すぎれば、フレットに弦が当たってビビりや音詰まりが出る場合があります。
トレモロ付きのストラトタイプでは、弦の太さを大きく変えるとブリッジのバランスも変化します。最初のうちは出荷時に近いゲージを使い、大きな変更をする場合は楽器店で相談すると安心です。
ギターを買った直後に弾きにくさを感じても、すぐに買い替えを考える必要はありません。購入店やリペアショップで基本調整を受けるだけで、かなり弾きやすくなることがあります。
Amazonと楽器店を使い分ける
Amazonのメリットは、候補を比較しやすく、自宅から注文できることです。初心者セットも多く、必要なものをまとめて購入したい人には便利です。
一方、実店舗の楽器店には、実際に持って重量やネックの太さを確認できる、店員へ相談できる、購入時に状態を見てもらいやすいという強みがあります。特に初めてギターを持つ人は、数分持つだけでも「思ったより重い」「ネックが太く感じる」といった違いに気づけます。
そこで、Amazonで買うと決めていても、一度楽器店で同じタイプを触ってみる方法は有効です。ストラトタイプ、テレキャスタータイプ、レスポールタイプを持ち比べるだけでも、自分の好みがかなり明確になります。
逆に、欲しいモデルがすでに決まっていて、仕様も理解しているなら、Amazonのセットを比較して購入する方法でも問題ありません。購入経路よりも、何を選んだかと購入後の状態確認の方が重要です。
よくある質問
Amazonの初心者セットは本当に使えますか
使えます。ただし、すべてのセットを同じ品質と考えないことが大切です。ギター本体のメーカーとモデル、アンプ、チューナー、シールド、保証を確認し、付属品の点数だけで選ばないようにしましょう。
2万円前後のセットでも始められますか
始められます。まず試してみたい人には選択肢になります。ただし、弦高やフレット、ペグ、電装などの状態を確認し、必要なら初期調整を受ける前提で考えると安心です。
初心者セットは何点あれば十分ですか
点数は重要ではありません。ギター本体、音を出す機器、シールド、チューナー、ピックがあれば基本的な練習を始められます。ケースやストラップ、交換弦は使い方に合わせて追加できます。
PACIFICAとSquierはどちらがおすすめですか
幅広いジャンルに対応しやすいHSS構成を重視するならPACIFICAは選びやすく、フェンダー系のストラトやテレキャスターらしいデザインを重視するならSquierが候補になります。最終的には見た目、ネック、重量、弾きたい音楽で決めるのがおすすめです。
初心者でもアンプなしで練習できますか
運指やコードフォームの確認はできます。ただし、不要弦のノイズ、ミュート、歪ませた音、ピッキングの強弱はアンプを通した方が分かりやすいため、小型アンプやヘッドホンアンプを用意すると練習しやすくなります。
届いたギターが弾きにくい場合はどうしますか
まずネック、弦高、チューニング、フレット、電装を確認します。明らかな不具合があれば販売者へ相談し、不具合ではなく調整範囲なら楽器店やリペアショップで初期調整を依頼する方法があります。
エレキギター初心者セットをAmazonで選ぶまとめ
Amazonのエレキギター初心者セットは、選び方さえ間違えなければ、これからギターを始める人にとって便利な選択肢です。必要な機材を一度にそろえられ、届いた日から練習を始めやすいという大きなメリットがあります。
ただし、判断基準は「15点セット」「20点セット」といった数字ではありません。最優先するのはギター本体です。そのうえで、アンプ、チューナー、シールド、ヘッドホン環境、販売元、保証を確認してください。
迷った場合は、YAMAHA PACIFICA、Squier Sonic、Ibanez GIOなど、初心者向けとして定番になっているシリーズを軸にセットを探すと候補を絞りやすくなります。レスポールが好きならEpiphone系を含め、見た目の好みを優先しても構いません。
私なら、予算を細かな付属品へ分散させるより、できるだけギター本体へ回します。最初のギターは、毎日手に取りたくなることが何より大切です。Amazonで購入する場合も、価格だけでなく「このギターを弾きたい」と思える1本を基準に選んでみてください。



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