この記事にはプロモーションが含まれます
こんにちは、エレキギター完全ガイドの山田です。
ギブソンのレスポールを調べていると、「昔のギブソンは良かった」「最近は品質が落ちた」「○年代は当たり外れが大きい」といった話を目にすることがあります。
これから数十万円を出してレスポールを購入しようとしている方にとっては、かなり気になる話ではないでしょうか。特に中古を探していると、「ギブソンの品質低下はいつからなのか」「避けた方がよい年代はあるのか」という疑問が出てきます。
先に私の考えをお伝えすると、ギブソンの品質が特定の年を境に一斉に悪くなった、と考えるのは適切ではありません。
歴史を振り返ると、品質低下という評判の大きな起点として語られやすいのは1969年ごろから始まるノーリン期です。ただし、当時のギブソンがすべて低品質だったわけではなく、現在ではノーリン期ならではの仕様やサウンドを評価する人もいます。
また、1990年代、2000年代、2010年代についても評価は一様ではありません。
私自身、1996年製のギブソン・レスポール・カスタムと2013年製のギブソン・レスポールを所有していますが、どちらも品質には大変満足しています。
だからこそこの記事では、「○年製だからダメ」という単純な結論ではなく、なぜギブソンに品質低下という評判が生まれたのか、年代ごとに何が変わったのか、そして実際に購入するときは何を確認すればよいのかを整理します。
- ギブソンの品質低下がいつから言われ始めたのか
- ノーリン期から現在までの年代別の特徴
- レスポールの当たり外れと個体差の考え方
- 中古ギブソンを選ぶときの確認ポイント
ギブソンの品質低下はいつから始まったのか
結論は1969年以降が一つの起点
ギブソンの品質低下はいつからなのかという問いに対して、一つの大きな区切りとして挙げられるのが1969年ごろです。
この頃からギブソンを取り巻く企業体制が変化し、その後の1970年代から1980年代半ばにかけては、一般にノーリン期と呼ばれる時代になります。
ギター好きの間で「昔のギブソンと何かが違う」と語られるようになった背景には、この時期にレスポールを含む多くのモデルで構造や製造方法が変更されたことがあります。
1950年代後半のレスポールは、現在でもヴィンテージギターの代表として扱われています。そのため、1950年代の仕様を理想とする人から見ると、1970年代の変更は大きく感じられました。
ただし、ここで注意したいのは、「1950年代と仕様が違う」ことと「品質が悪い」ことは同じではないという点です。
ノーリン期には耐久性や生産性などを考えた変更も行われています。そのため、現在では単純な品質低下ではなく、ギブソンが大きく設計思想を変えた時代として見る方が実態に近いでしょう。
ノーリン期に何が変わったのか
ノーリン期のレスポールを特徴づける代表的な変更として知られているのが、ボディやネックの構造です。
1970年代前半の一部のレスポールでは、いわゆるパンケーキボディと呼ばれる多層構造が採用されました。
また、ネックについても1ピースのマホガニーだけではなく複数ピース構造が採用され、時期によってはメイプルネックも使用されています。
さらに、ネックからヘッドへ移行する部分にはボリュートと呼ばれる膨らみを設けたモデルもあります。
レスポールはヘッド部分に角度が付いているため、転倒などによってヘッド周辺が破損することがあります。ボリュートは、その周辺を補強する目的を持った構造です。
つまり、当時の変更にはコストや生産効率だけでなく、強度や安定性を意識したものも含まれています。
一方、1950年代のレスポールを理想とするプレイヤーからすると、パンケーキボディやメイプルネックなどは「本来のレスポールとは違う」と感じやすい仕様でした。
このような評価の積み重ねが、後に「ノーリン期は品質が悪い」というイメージにつながった部分はあるでしょう。
70年代製がすべて悪いわけではない
1970年代のギブソンについて調べると、否定的な評価と同時に、非常に高く評価しているプレイヤーの意見も見つかります。
これは決して不思議ではありません。
そもそもギターは、同じメーカー、同じモデル、同じ製造年であっても完全に同じものにはなりません。
木材には一本ずつ違いがあります。重量も異なれば、ネックの感触やボディの響き方にも差があります。
そのため、ノーリン期というだけで良し悪しを決めることはできません。
現在の中古市場でも、1970年代のレスポール・カスタムやレスポール・デラックスなどは独自のヴィンテージギターとして扱われています。
パンケーキボディやメイプルネックも、1950年代のレスポールの代用品として見るのではなく、その時代特有の仕様として考えれば評価は変わります。
特にハードロック系のサウンドでは、重量感のある70年代レスポールを好む人もいます。
つまり、「70年代=品質が悪い」という式で覚えるのではなく、「50年代とは方向性が大きく変わった時代」と考える方が分かりやすいでしょう。
当時の国産ギターも高品質だった
1970年代のギブソンを語るとき、同時に知っておきたいのが日本製ギターの存在です。
当時の日本ではGreco、Tokai、Burnyなどから、レスポールを強く意識したモデルが数多く生産されていました。
現在では、状態の良い上位モデルがジャパンヴィンテージとして高く評価されています。
私も以前、1978年製のGreco EG-1000を所有していました。
実際に手にしてまず驚いたのは、当時の国産ギターの作りの良さです。
約半世紀前のギターだから大雑把な作りなのだろうと想像していましたが、実物を見るとその印象は大きく変わりました。
ただ、私が所有していた個体には大きな問題が一つありました。
とにかく重かったのです。
重量は5kgを超えており、自宅で弾く分にはまだよいのですが、ライブや長時間のスタジオ練習ではかなり負担を感じました。
作り自体にはとても感心していたものの、最終的には実用面を考えて売却しています。
この経験からも、ギターの評価は加工精度だけでは決められないと感じます。
どれだけ評判の良い年代でも、自分にとって重すぎる、ネックが合わない、音の方向性が違うのであれば、使いやすいギターとは言えません。
1980年代半ばから再び変化する
ノーリン期は1980年代半ばに終わり、ギブソンは新たな経営体制へ移っていきます。
その後はレスポールというブランドを改めて強く打ち出し、1950年代のギブソンを意識したモデルも増えていきました。
特に1980年代後半から1990年代は、中古ギブソンを探している人から現在でも注目される時期です。
ただし、「ノーリン期が終わったから、それ以降は全部良い」という考え方もおすすめできません。
製造年が変われば仕様も変わりますし、同じ年でも個体差があります。
重要なのは年代を品質の点数として見るのではなく、その年代にどのような仕様が採用されていたのかを知ることです。
私の96年製レスポールカスタム
1990年代のギブソンについては、私自身の所有経験からもお話しできます。
私が所有しているギブソン・レスポール・カスタムは1996年製です。
購入したのは2007年なので、私自身もかなり長い期間このギターを使ってきました。

結論から言えば、品質について私は大変満足しています。
ネット上では「90年代のギブソンは良い」という意見もあれば、反対の意見も見かけます。
しかし、少なくとも私が所有している1996年製については、「この年代だから品質が悪い」と感じたことはありません。
ネックを握った感触、ボディの存在感、レスポールらしい太い音、そして長期間所有していても飽きないところまで含めて、とても気に入っています。
もちろん、この1本だけを理由に「1996年製はすべて当たり」と言うこともできません。
反対に、ネット上で一人が良くない個体に当たったからといって、「1996年製は全部ダメ」とも言えないでしょう。
ギブソンの品質について考えるとき、この個体差という視点は非常に重要です。
2000年代以降に増えた品質論争
ギブソンの品質低下について検索すると、「2000年代から悪くなった」「2010年代が良くない」といった意見も見つかります。
指摘される内容として多いのは、塗装、フレット、ナット、バインディング、インレイなど、仕上げに関する部分です。
一方で、同じ時期に作られたギブソンを高く評価している所有者もいます。
ここでも注意したいのは、インターネット上の体験談だけからメーカー全体の品質を判断しないことです。
購入して問題がなかった人より、大きな不満があった人の方が口コミを書きたくなることもあります。
また、日本製ギターの非常に整った仕上げを基準にすると、ギブソンの細部が粗く感じられる場合もあるでしょう。
だからといって、塗装不良や明らかな加工ミスまで受け入れる必要はありません。
数十万円するギターですから、気になる部分があるなら購入前にしっかり確認するべきです。
ただ、細かな仕上げの違いと、演奏に支障を与える品質上の問題は分けて考えた方がよいと思います。
2013年製レスポールの印象
私は1996年製だけでなく、2013年製のギブソン・レスポールも所有しています。
こちらについても品質には大変満足しています。
2010年代のギブソンを検索すると、品質管理に対する否定的な意見が見つかることがあります。
しかし、実際に自分が所有している2013年製を見る限り、それだけを理由に2010年代を避ける必要があるとは感じません。
むしろ中古で探すのであれば、「2013年製だから良い」「2013年製だから悪い」ではなく、目の前にあるギターの状態を見る方が重要です。
ネックは正常なのか、フレットは残っているのか、電装系に問題はないのか、過去に大きな修理をしていないか。
中古ギターでは製造時の品質だけでなく、その後10年以上どのように保管され、使われてきたのかによって状態が変わります。
それを考えれば、年式だけで品質を判断することが難しい理由が分かると思います。
2本を並べて分かること
下の写真は、私が実際に所有して使用している2本のレスポールを並べたものです。
どちらもGibson製です。

製造された年代も仕様も異なりますが、私はどちらにもギブソンらしい魅力を感じています。
実際に複数のレスポールを所有してみると、レスポールはスペック表だけでは分からない違いが大きいギターだと感じます。
ネックの握り心地、ボディ重量、アンプにつないだときの反応、弦を弾いたときの振動の伝わり方など、それぞれに個性があります。
これはどちらかが優れているという意味ではありません。
むしろ、製造年だけでは判断できない違いがあるということです。
「何年製なら絶対に当たり」という情報を探すより、可能であれば複数の個体を実際に弾き比べることをおすすめします。
2018年の経営再編と品質
ギブソンについて語るうえで、2018年の経営再編もよく取り上げられます。
2018年5月、Gibson Brandsは米連邦破産法Chapter 11を利用した事業再編に入りました。
この出来事から、「ギターの品質が悪かったから経営破綻した」と説明されることがありますが、そのように単純化するのは適切ではありません。
当時のギブソンはギターだけを扱う企業ではなく、音響機器など周辺事業にも事業領域を広げていました。
会社自身も再編時に、楽器を中心とした中核事業へ集中し、債務を削減する方針を示しています。
つまり、2018年のChapter 11は企業全体の財務や事業構成を含む経営上の問題であり、ギターの品質だけを原因として説明するものではありません。
品質に関する評判と経営問題は関連づけて語られがちですが、分けて考えた方がよいでしょう。
現在のギブソンはどうなのか
経営再編後のギブソンは、レスポールをはじめとした伝統的なギターを改めて分かりやすく展開しています。
現在のGibson公式サイトでは、Les PaulをOriginal CollectionとModern Collectionなどに分けています。
Original Collectionでは、Les Paul Standardをはじめ、ギブソンの伝統的なモデルや年代を意識した仕様が中心です。
一方、Modern Collectionでは、軽量化や演奏性など現代のプレイヤーを意識した機能が採用されています。
そのため、現在は「昔ながらのレスポールが欲しい人」と「現代的で扱いやすいレスポールが欲しい人」が比較しやすい商品構成になっています。
ただし、現行品だから個体差がなくなったわけではありません。
天然の木材から作られるギターである以上、重量や木目、ネックの感触などには違いがあります。
新品であっても、購入するときには可能な範囲で実物を確認することをおすすめします。
ギブソンの品質低下はいつから判断すべきか
年代より個体差を見るべき理由
ここまで年代ごとに見てきましたが、実際にギブソンを購入する人にとって最も重要なのは、「品質低下がいつからか」を知ることだけではありません。
むしろ、その知識を使ってどう個体を選ぶかが重要です。
中古のレスポールで「当たり年」「ハズレ年」を検索したくなる気持ちはよく分かります。
しかし、中古ギターでは製造後の扱われ方が非常に大きな意味を持ちます。
例えば30年前に非常に良い状態で出荷されたギターでも、長期間高温多湿な場所で保管されていれば状態が悪化している可能性があります。
反対に、評判があまり良くない年代の個体でも、作りが良く、その後も適切にメンテナンスされていれば素晴らしいギターになり得ます。
そのため、中古を購入するときは年代を最初の絞り込み条件として使いつつ、最終判断は個体の状態で行うのがおすすめです。
中古のギブソン・レスポールを探している方へ
製造年だけでなく、重量や実物写真、状態を比較しながら選ぶのがおすすめです。
中古はネックを最初に確認する
中古のギブソンを見るとき、私なら最初にネックの状態を確認します。
多少の順反りであれば通常の調整で改善できる場合がありますが、極端な反りやねじれがある個体は注意が必要です。
さらに、トラスロッドに調整余裕が残っているかも重要になります。
レスポールはネックをボディへ接着するセットネック構造です。
フェンダー系のボルトオンネックのように、問題があれば簡単にネックだけ交換するという考え方はしにくいギターです。
そのため、大きなネックトラブルのある中古品は価格が安くても慎重に判断した方がよいでしょう。
フレットの減りも確認する
次に確認したいのがフレットです。
長期間使われてきたレスポールでは、特定のポジションだけフレットが大きく減っていることがあります。
軽度ならすり合わせで対応できますが、残りの高さが少なければリフレットが必要になる可能性もあります。
中古価格が数万円安くても、購入直後に大規模なフレット修理が必要になれば、結果として費用が高くなることがあります。
また、音詰まりやビビりがあるからといって、すぐにギターそのものの品質が悪いと判断する必要もありません。
ネック調整や弦高調整で改善できる場合もあります。
製造品質の問題と、単純なセットアップ不足は分けて考えることが大切です。
ヘッド折れと修理歴に注意
中古のギブソン・レスポールで特に確認したいのがヘッド周辺です。
レスポールはヘッドに角度が付いているため、スタンドから転倒したときなどにネックとヘッドの境目付近が破損することがあります。
もちろん、専門店で適切に修理されたギターであれば問題なく演奏できる場合もあります。
ただし、修理歴の有無は中古価格や将来の売却価格にも影響します。
写真だけでは判断しにくいこともあるため、通販で購入する場合は「ネック折れやヘッド折れの修理歴はありますか」と販売店へ確認した方が安心です。
特に個人売買では、説明文だけでなく追加写真を依頼することも検討してください。
塗装とバインディングを見る
「ギブソンは仕上げが雑」と言われるとき、塗装やバインディングなど外観部分が話題になることがあります。
高額なギターですから、新品で明らかな塗装不良や加工上の問題があれば気になるのは当然です。
購入前にはボディだけでなく、ネックと指板の境目、バインディング、インレイ、ナット周辺なども見ておくとよいでしょう。
ただし、木目や色の濃淡は天然木を使用するギターならではの個体差です。
特にフレイムメイプルは見る方向や照明によって表情が大きく変わります。

木目が自分の好みと違うことと、製造上の品質不良は分けて考えましょう。
重量はライブ用途で重要
レスポールを選ぶとき、個人的にぜひ確認してほしいのが重量です。
先ほどお話しした1978年製Greco EG-1000は5kgを超えており、ギターとしての作りには感心していましたが、ライブではかなり大変でした。
短時間の試奏では「少し重いかな」という程度でも、ストラップを掛けて1時間、2時間と演奏すると印象は変わります。
レスポールは個体ごとの重量差もあるため、通販で購入する場合は商品ページの重量表記を確認しておくことをおすすめします。
重量が軽ければ音が良い、重ければ音が良いと一律に判断することはできません。
重要なのは、自分の使い方で無理なく扱えるかどうかです。
自宅中心なら多少重くても問題にならないかもしれません。一方、ライブやスタジオへ頻繁に持ち出すなら、重量はかなり重要な条件になります。
電装系と改造歴も確認する
古いレスポールでは、ピックアップ、ポット、コンデンサー、ペグ、ブリッジなどが交換されていることがあります。
演奏用のギターとして考えるなら、パーツ交換そのものが悪いわけではありません。
むしろ自分の好みに合ったピックアップへ交換されていれば、魅力的な個体になる場合もあります。
一方で、ヴィンテージとしての価値やオリジナル状態を重視するなら話は変わります。
特に高額な中古ギブソンでは、どのパーツが純正で、どのパーツが交換されているのかを確認しましょう。
取り外した純正パーツが付属しているかどうかも、後々の価値に影響する場合があります。
新品は販売店の検品も重要
ギブソンを新品で購入する場合、ギター本体だけでなく販売店選びも重要です。
楽器店によっては入荷後にネック、弦高、オクターブ、電装系などを確認し、必要に応じてセットアップしてから販売しています。
そのため、同じメーカーから出荷されたギターでも、購入時の調整状態によって第一印象が変わることがあります。
通販を利用するなら、実物写真が掲載されているか、重量が記載されているか、初期不良時の対応はどうなっているかを確認してください。
数十万円するレスポールなら、数千円の価格差だけで店を決めるより、購入後の対応まで考えた方が安心です。
イケベ楽器、石橋楽器など複数の専門店で在庫を比較すると、カラーや重量の違う個体を見つけられる場合もあります。
新品でも「この個体を買う」という視点を持つことが大切です。
カスタムショップは分けて考える
ギブソンの品質を比較するときは、Gibson USAとGibson Customを完全に同じ基準で考えない方がよいでしょう。
価格帯だけでなく、モデルの目的も異なります。
特にヒストリック系のリイシューモデルは、1950年代のレスポールをどこまで再現するかということ自体に価値があります。
同じレスポールという名前であっても、一般的な量産モデルとカスタムショップ製では購入する人が求めるものも違います。
中古のヒストリック系モデルを探すのであれば、単純な製造年だけでなく、その年にどのような仕様が採用されていたのかまで確認すると選びやすくなります。
レスポールの歴史的仕様にこだわらないのであれば、無理にカスタムショップ製を選ぶ必要もありません。
逆に、ヴィンテージレスポールの雰囲気を求めるのであれば、価格だけではなく仕様を理解したうえで選ぶ価値があります。
よくある質問
ギブソンの品質低下は何年からですか?
一つの大きな起点としては1969年ごろからのノーリン期が挙げられます。ただし、その年からすべてのギブソンが突然低品質になったわけではありません。1970年代に行われた構造や製造方法の変更が、従来のギブソンを好む人から否定的に評価された面もあります。
70年代のギブソンは避けるべきですか?
避ける必要はありません。ノーリン期には独特の構造を持つモデルがあり、現在ではその年代ならではのギターとして評価されています。年代だけで判断せず、ネック、フレット、修理歴、重量など実際の個体状態を確認してください。
90年代のギブソンは品質が良いですか?
90年代全体を一括して良いと断定することはできません。ただ、私が長年所有している1996年製レスポール・カスタムについては品質に大変満足しています。あくまで年式より個体を見ることが重要です。
2010年代のギブソンは品質が悪いですか?
2010年代の品質についてはさまざまな意見がありますが、すべての個体が悪いわけではありません。私が所有する2013年製のギブソン・レスポールについても品質に満足しています。
中古レスポールで一番重要なのは何ですか?
まずネックの状態を確認し、その次にフレット、ヘッド周辺の修理歴、重量、電装系、改造歴などを確認するのがおすすめです。可能であれば実際に試奏し、自分に合うかどうかまで確かめましょう。
現行ギブソンなら個体差はありませんか?
現行モデルであっても個体差はあります。天然木を使用しているため重量や木目は異なり、ネックの握り心地にもわずかな違いがあります。高額なモデルほど、可能なら複数本を比較して選ぶことをおすすめします。
ギブソンの品質低下はいつからかの結論
ギブソンの品質低下はいつからなのかという問いに一つの年代を挙げるなら、大きな起点は1969年ごろから始まったノーリン期です。
1970年代にはパンケーキボディ、複数ピースのネック、メイプルネック、ボリュートなど、それ以前のレスポールとは異なる仕様が採用されました。
そのため、1950年代から1960年代のギブソンを理想とするプレイヤーからは否定的に見られることもあり、それが「ギブソンの品質が落ちた」という評価につながった部分があります。
しかし、ノーリン期のすべてのギターが低品質だったわけではありません。
1990年代、2000年代、2010年代についても同じです。
私自身、1996年製と2013年製という年代の違う2本のGibson Les Paulを実際に所有し、使用していますが、どちらの品質にも満足しています。
だからこそ、「○年代だから買わない」という選び方はもったいないと感じます。
年代は、そのギターがどのような仕様で作られているのかを知るためには重要です。しかし、それだけで目の前のギターの良し悪しを決めることはできません。
中古ならネック、フレット、ヘッド周辺、重量、電装系、修理歴を確認する。新品なら仕上げ、重量、ネックの感触、調整状態を確認する。
そして可能であれば、実際にアンプへつないで弾いてみることです。
レスポールは決して安いギターではありません。
だからこそネット上の「当たり年」「ハズレ年」だけで判断せず、信頼できる楽器店で自分が納得できる1本を選んでください。
年代の評判より、手にしたときに「これを長く弾きたい」と思えるかどうか。その感覚の方が、実際に何年もギターを所有するうえでは重要だと私は考えています。



コメント