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こんにちは、エレキギター完全ガイドの山田です。
PRSのCustom 24を調べていると、よく似た名前の「Custom 24-08」というモデルが出てきます。
どちらも24フレット、25インチスケール、2基のハムバッカーを備えたPRSの代表的なギターですが、音色の切り替え方には大きな違いがあります。
私はこれまでPRSのSE Custom、Core Custom 24、Custom 22を所有してきました。どのモデルも作りの良さ、美しい外観、チューニングの安定性が印象的でしたし、現在もCustom 24はメインギターとして活躍しています。
特にバンドで使っていると、PRSの音の使いやすさを実感する場面が多いんですよ。
ただ、24-08だから通常のCustom 24より必ず優れている、というわけではありません。通常モデルの切り替え方法で十分な人もいれば、24-08の細かな音作りが大きなメリットになる人もいます。
さらに、2026年モデルではCore・S2とSEで24-08のスイッチ機能が異なるため、ここを知らずに選ぶと購入後に戸惑うかもしれません。
この記事では、PRS Custom 24と24-08の違いを、音色、ピックアップ、操作方法、シリーズ別の仕様から詳しく比較していきます。
この記事でわかること
- PRS Custom 24と24-08の基本的な違い
- 5種類と8種類の音色切り替えの仕組み
- SE・S2・Coreの24-08の仕様と特徴
- 演奏スタイルに合ったモデルの選び方
PRS Custom 24と24-08の違い
PRS Custom 24とCustom 24-08は、基本的なボディ構造や演奏性を共有しながら、ピックアップとコントロール回路によって異なる個性を持たせたモデルです。
比較するときは、見た目や価格だけでなく、実際にどのような音を出せるのか、演奏中にどれだけ扱いやすいのかがポイントになります。
Custom 24と24-08の結論
通常のCustom 24は、定番のPRSサウンドをシンプルな操作で使いたい人に向いています。
一方、Custom 24-08は、ピックアップごとの音色を細かく変化させ、1本で使えるサウンドの選択肢を増やしたい人に向いたモデルです。
通常のCore Custom 24は5ウェイブレードスイッチを使い、5種類のピックアップ構成を切り替えます。対する24-08は、3ウェイスイッチと2つのミニスイッチを組み合わせ、8種類の基本的な音色設定を実現しています。
この「08」は、8種類の音色設定に由来する名称です。
ただし、5種類と8種類という数字だけを比べて、24-08のほうが音質まで優れていると考えるのは早いでしょう。
例えば、通常のCustom 24にある音色が自分の好みにぴったり合っていれば、それ以上の選択肢は必要ありません。
逆に、曲ごとにクリーン、カッティング、クランチ、ハードロックのリードまで使い分けたいなら、24-08の柔軟さが役立つ可能性があります。
Custom 24と24-08の選び方
基本的なPRSサウンドと素早い操作を優先するならCustom 24。ピックアップごとの細かな音色調整や、曲に合わせたサウンドの使い分けを楽しみたいなら24-08が候補になります。
基本スペックを比較
まずは2026年のCoreモデルを基準に、両モデルの主な仕様を比較してみましょう。
| 比較項目 | Custom 24 | Custom 24-08 |
|---|---|---|
| 製造国 | アメリカ | アメリカ |
| ボディ | メイプルトップ+マホガニー | メイプルトップ+マホガニー |
| ネック | マホガニー | マホガニー |
| ネック形状 | Pattern Thin | Pattern Thin |
| 指板 | ローズウッド | ローズウッド |
| フレット数 | 24 | 24 |
| スケール | 25インチ | 25インチ |
| ピックアップ | DMO ×2 | TCI ×2 |
| 切り替え方式 | 5ウェイブレード | 3ウェイ+EQミニスイッチ2基 |
| 基本音色設定 | 5種類 | 8種類 |
| トレモロ | Gen III | Gen III |
| ペグ | Phase IIIロック式 | Phase IIIロック式 |
| 付属ケース | ハードケース | ハードケース |
基本的なギターの構造はかなり似ています。
どちらも24フレットを採用し、PRS独自のダブルカッタウェイによって高音域へアクセスしやすい設計です。
25インチスケールはフェンダー系の25.5インチと、ギブソン系で一般的な24.75インチの中間に位置します。
同じ弦の太さとチューニングであれば、弦の張り具合も両者の中間的な感触になります。
私が使っているCustom 24も、ロックのリフから高音域のギターソロまで違和感なく演奏できるところが気に入っています。

ただし、両モデルのピックアップは2026年のCoreでは異なります。そのため、スイッチだけでなくピックアップ自体の音の個性も比較する必要があります。
通常Custom 24の5種類の音色
2026年のCore Custom 24は、DMOピックアップを2基搭載しています。
DMOは「Dynamic、Musical、Open」の頭文字を取った名称で、ピッキングへの反応や音の自然な広がりを意識したPRSのピックアップです。
コントロールは1ボリューム、1トーン、5ウェイブレードスイッチという構成。5つのポジションは、次のようになっています。
| 位置 | ピックアップの組み合わせ | 音の使い方 |
|---|---|---|
| ポジション1 | リアのハムバッカー | ロックのリフやリード |
| ポジション2 | リアのハム+フロントのシングル | クランチや軽快なバッキング |
| ポジション3 | 前後のハムバッカー | 厚みのあるクリーンやコード |
| ポジション4 | 前後のシングルコイル | カッティングやアルペジオ |
| ポジション5 | フロントのハムバッカー | 温かみのあるリードやクリーン |
この5つがあれば、一般的なロックやポップスの演奏で必要になる音色をかなりカバーできます。
しかも、ブレードスイッチを動かすだけで切り替えられるため、ライブ中でも操作に迷いにくいのが魅力です。
例えば、リアのハムバッカーで歪ませたリフを弾き、次のセクションでクリーンのアルペジオへ移る場合も、スイッチの位置を変えるだけで対応できます。
もちろん、アンプやエフェクターの設定によっても音は大きく変わります。それでも、ギター側の操作が単純なのは演奏中の安心感につながります。
通常モデルでもシングルコイル系の音が出せることは、覚えておきたいポイントです。
Custom 24そのものの使い心地や音の特徴については、PRS Custom 24の評価と実機レビューでも紹介しています。
24-08の8種類の音色とは
Custom 24-08では、3ウェイのピックアップセレクターと2基のミニスイッチを組み合わせます。
通常の3ウェイスイッチで選ぶのは、リア、フロント、前後ミックスの3種類です。
さらに、2つのミニスイッチを使って各ピックアップの音色を個別に変更できるところが24-08の特徴になります。
2026年のCoreでは、各ミニスイッチが対応するピックアップのEQを切り替えます。SEでは、それぞれのピックアップをハムバッカーとシングルコイル系の音へ切り替えます。
方式は異なりますが、基本的な組み合わせは次のように考えると分かりやすいでしょう。
| 選択するPU | 設定 | 音色数 |
|---|---|---|
| リアのみ | 基本音/切り替え後の音 | 2種類 |
| フロントのみ | 基本音/切り替え後の音 | 2種類 |
| 前後ミックス | 両方基本音 | 4種類 |
| 前後ミックス | リアのみ切り替え | |
| 前後ミックス | フロントのみ切り替え | |
| 前後ミックス | 両方切り替え | |
| 合計 | 8種類 | |
リア単独で2種類、フロント単独で2種類、前後を同時に使う場合に4種類。これで合計8種類です。
3ウェイと2基のミニスイッチは操作上12通りの位置の組み合わせがありますが、片方のピックアップしか使っていないときは、もう片方のスイッチを動かしても出音には基本的に影響しません。
そのため、実際に区別される基本的な音色設定は8種類になります。
数字だけでは少し分かりにくいものの、ポイントは前後のピックアップを別々に調整してミックスできることです。
この自由度こそ、24-08を選ぶ理由になると思います。
2026年CoreのEQ切り替え
ここは購入前に必ず確認しておきたい部分です。
2026年のCore Custom 24-08は、従来のコイルタップ式ではなく、EQミニスイッチ方式を採用しています。
搭載されるピックアップはPRS TCI。ハムバッカー構造でありながら、シングルコイルやソープバー型ピックアップを思わせる音色を目指した設計です。
2つのEQミニスイッチは、それぞれ対応するピックアップに働きます。
スイッチを下げた状態では通常のEQ特性となり、上げるとハイパスフィルターが有効になります。
ハイパスフィルターとは、低音域の成分を減らし、高音域を相対的に目立たせる仕組みです。
つまり、2026年のCore Custom 24-08は、コイルそのものを切り離してシングルコイルへ変更するのではなく、音の周波数特性を変える方式になっています。
例えば、リアピックアップのハムバッカーらしい厚みを残した状態から、低音を抑えた輪郭のはっきりしたサウンドへ変更できます。
フロントでも同じように調整できるため、フロントの音が少し太すぎると感じる場面で役立つかもしれません。
また、前後ミックス時には片方だけフィルターを有効にすることも可能です。
この仕組みを利用すれば、フロントのふくよかさを残しながらリアの明るさを加える、といった組み合わせも試せます。
ただし、EQの切り替えによる音色変化と、コイルタップによる音色変化は同じではありません。
2026年の24-08で注意したいこと
現行のCore Custom 24-08とS2 Custom 24-08は、EQミニスイッチ方式です。一方、SE Custom 24-08は独立コイルタップ方式です。どの24-08も同じコイルタップ機能を備えているわけではありません。
この仕様は、PRS Guitars Japan公式「Custom 24-08 2026」でも確認できます。
SEは独立コイルタップ方式
PRS SE Custom 24-08は、2026年モデルでも2基の独立したコイルタップスイッチを採用しています。
ピックアップはTCI “S”を2基搭載。PRSの設計に基づいて海外で製造されるSE用のピックアップです。
通常はハムバッカーとして動作し、対応するミニスイッチを上げることでシングルコイル系のサウンドへ切り替えられます。
リアとフロントを別々に切り替えられるため、次のような組み合わせが可能です。
- リアとフロントの両方をハムバッカーで使用
- リアをハム、フロントをシングルで使用
- リアをシングル、フロントをハムで使用
- リアとフロントの両方をシングルで使用
これらのミックスに加え、リア単独とフロント単独を使い分けることで8種類の音色設定になります。
通常のSE Custom 24にもコイルタップ機能はありますが、そちらはトーンノブを引き上げて切り替えるプッシュプル方式です。
通常モデルでは前後のコイルタップを共通操作で切り替えるのに対し、24-08なら片方だけを切り替えられます。
これがSE Custom 24とSE Custom 24-08の特に分かりやすい違いです。
なお、PRSは「コイルタップ」という名称を使っていますが、この機能はハムバッカーの一部のコイルを切り替えてシングルコイル系の音を得るものです。
フェンダーのストラトキャスターに搭載された一般的なシングルコイルと、構造や音色が完全に同じになるわけではありません。
それでも、1本のギターで音の太さと歯切れの良さを使い分けられるのは便利ですよ。
詳しい現行仕様は、PRS Guitars Japan公式「SE Custom 24-08 2026」で確認できます。
ピックアップによる音の違い
Custom 24と24-08を比較するときは、スイッチの数だけに注目しないことも大切です。
2026年のCoreでは通常のCustom 24にDMO、24-08にTCIを採用しています。
DMOはピッキングへの自然な反応や、明瞭で広がりのあるサウンドを意識したピックアップです。
一方、TCIはシングルコイルやソープバーを思わせる音色まで視野に入れた設計になっています。
そのため、両方のミニスイッチを通常位置にした24-08が、通常のCustom 24とまったく同じ音になるわけではありません。
さらに、ピックアップの高さ、アンプの設定、使用する弦などでも実際の音は変化します。
私がPRSのCustom 24を気に入っているのは、歪ませたときの音の輪郭と、クリーンでの扱いやすさです。

特にハードロックでは、リアのハムバッカーでリフを弾き、フロントへ切り替えてソロを弾くことが多くなります。
こうした使い方なら、通常のCustom 24でも十分に対応できます。
反対に、リアとフロントを組み合わせたときの音色をさらに細かく追い込みたいなら、24-08の設計が魅力的に感じられるでしょう。
重要なのは、音色の数ではなく、自分が演奏する曲に合う音が出せるかどうかです。
弾き心地と操作性の違い
Core Custom 24とCore Custom 24-08は、基本的なネック形状やスケールが共通しているため、弾き心地に極端な違いはありません。
両方とも比較的薄めのPattern Thinネックを採用しています。
ただし、ギターの個体による握り心地や重量の差はありますし、仕上げの感触にも好みが出ます。
むしろ演奏中に大きな違いを感じやすいのは、スイッチの操作方法でしょう。
通常のCustom 24は5ウェイブレードを動かすだけなので、切り替えが直感的です。
24-08はミニスイッチの位置を含めて音色を選びます。あらかじめ使う設定を決めておけば便利ですが、慣れないうちは現在の設定を確認する必要があります。
私もコピーバンドでライブをするので、演奏中の切り替えやすさはかなり大切にしています。
曲の途中で一瞬だけ音色を変えたい場合、操作が増えることは必ずしもメリットではありません。
◆山田のワンポイントアドバイス
ギターの機能が多いほど便利に思えますが、実際のライブで何種類の音を使うかは別の話です。私の場合は、音色を細かく作れることより、必要な音へ確実に切り替えられることを優先する場面も多いですよ。
PRS Custom 24と24-08の選び方
ここからは、SE・S2・Coreのシリーズ別の違いや、Wood Libraryの特徴、ライブでの使いやすさ、購入時の注意点を見ていきます。
同じ24-08という名前でも仕様や価格帯には幅があります。自分に必要な機能を決めてからシリーズを選ぶと、納得できる1本を見つけやすくなります。
SEとS2とCoreの違い
PRSの24-08には、価格を抑えたSE、アメリカ製の実用モデルであるS2、上位ラインのCoreがあります。
2026年モデルの主な違いは次の通りです。
| 項目 | SE Custom 24-08 | S2 Custom 24-08 | Core Custom 24-08 |
|---|---|---|---|
| 製造国 | インドネシア | アメリカ | アメリカ |
| トップ加工 | Shallow Violin | Asymmetric Bevel | Violin |
| ネック材 | メイプル | マホガニー | マホガニー |
| ネック構造 | マルチプライ | スカーフ | ワンピース |
| ネック形状 | Wide Thin | Pattern Thin | Pattern Thin |
| ピックアップ | TCI “S” | TCI | TCI |
| ミニスイッチ | 独立コイルタップ | 独立EQ | 独立EQ |
| ペグ | PRS Designed | Phase IIIロック式 | Phase IIIロック式 |
| 付属ケース | ギグバッグ | プレミアムギグバッグ | ハードケース |
3シリーズとも、24フレットと25インチスケールという基本設計は共通しています。
しかし、価格差はピックアップやスイッチだけで生まれているわけではありません。
SEはメイプルトップに美しい木目の薄い化粧板を使用し、ネックもマルチプライ構造です。
S2はアメリカ・メリーランド州で製造され、Coreと同じUSA製のTCIピックアップやPhase IIIロッキングチューナーを採用しています。
さらにCoreでは、深く立体的なViolin Carveのトップ加工やワンピースのマホガニーネックなど、上位モデルならではの仕様が用意されています。
ただし、高価なCoreだから必ず自分の好みの音になるとは限りません。
特に2026年のSEとS2・Coreでは、ミニスイッチの機能が違います。
シングルコイル系への明確な切り替えを求めるならSEの方式が合う場合もありますし、ハムバッカーの音色をEQで調整したいなら現行S2やCoreが魅力的です。
SE Custom 24そのものの性能や価格について知りたい方は、PRS SE Custom 24の2026年モデルの評価も参考にしてください。
Wood Libraryの24-08とは
PRS Custom 24-08を探していると、「Wood Library Custom 24-08」というモデルを見かけることがあります。
Wood Libraryは、PRSのディーラーが特別な木材や仕様を選んで製作する、限定的なプログラムです。
通常のCoreモデルとは異なるトップ材、ネック材、指板材、カラー、インレイなどが採用される場合があります。
例えば、フレイムメイプルのネックや特別な指板材を備えたモデルは、見た目だけでも通常仕様とは違った存在感があります。
ただし、Wood Libraryという名称が付いているだけで、ピックアップやスイッチの仕様まで決まるわけではありません。
製作された年や販売店によって仕様が異なるため、24-08という名前でも独立コイルタップ方式なのか、EQ方式なのかを確認する必要があります。
また、Wood LibraryはPrivate Stockと同じ意味ではありません。
Wood Libraryは主にCoreラインを基礎とする特別仕様で、Private Stockはさらに幅広いカスタム製作を扱う上位プログラムです。
希少な木材やカラーへのこだわりがある人には魅力的ですが、音色の切り替え機能だけを求めるなら通常モデルとの比較も欠かせません。
Wood Libraryを選ぶときのポイント
モデル名だけで判断せず、製造年、ピックアップ、スイッチ、ネック材、指板材、付属品を確認しましょう。通常のCustom 24-08とは異なる仕様が採用されている場合があります。
ライブではどちらが便利?
ライブで使うことを考えるなら、音色の種類と同じくらい操作の速さが重要です。
例えば、ハードロックのコピー曲を演奏するとします。
Aメロではクリーン、サビでは歪ませたバッキング、間奏ではギターソロという曲なら、リアとフロントのハムバッカーを中心に使うだけでも十分対応できます。
こうした曲では通常のCustom 24が扱いやすいでしょう。
一方、シングルコイルらしいカッティング、ハムバッカーの太いリード、さらに前後を混ぜた繊細なクリーンまで使う曲が続くなら、24-08の選択肢が役立ちます。
ただし、24-08の機能を演奏中にすべて使いこなす必要はありません。
よく使う設定を2〜3種類決めておき、曲が始まる前にミニスイッチをセットする方法でも十分に活用できます。

私はスタジオやライブでCustom 24を使っていますが、ギター側の音色に加え、エフェクターで音量や歪みを調整することも多いです。
つまり、ギターだけですべての音を作る必要はないんですよ。
アンプやエフェクターとの組み合わせまで考えると、通常のCustom 24でも十分に幅広い曲へ対応できます。
ジャンル別に向くモデル
Custom 24と24-08は、どちらもロックからポップスまで幅広いジャンルに使えるギターです。
ただし、音色の使い方によって向いているモデルは変わってきます。
ハードロックやメタルを中心に演奏するなら、通常のCustom 24でも十分でしょう。
リアのハムバッカーでリフを弾き、フロントでソロを弾く使い方が中心なら、24-08の追加機能を使う機会はそれほど多くないかもしれません。
もちろん、24-08でもハードロックは問題なく演奏できます。追加の音色が使えることで、クリーンパートに違った表情を付けることも可能です。
ポップスやファンク、フュージョンなど、曲によってギターの役割が大きく変わるジャンルでは24-08のメリットが出やすくなります。
特にSEの独立コイルタップ方式は、前後のハムとシングルコイル系の音を混ぜられるため、軽快なカッティングやアルペジオを試したい人に合っています。
2026年のCoreやS2なら、TCIピックアップとEQスイッチを組み合わせた音色作りが魅力です。
ただし、本格的なストラトキャスターのシングルコイルサウンドを最優先する場合は、別のギターのほうが合う可能性もあります。
24-08は多彩なサウンドを持つギターですが、すべてのギターの音を完全に再現するモデルではありません。
24-08が向いている人
24-08をおすすめしたいのは、1本のギターからできるだけ多くの音色を引き出したい人です。
例えば、自宅ではロックを弾き、バンドではポップスやファンクも演奏するような方には便利でしょう。
複数のギターを持っていても、スタジオへ何本も持ち運ぶのは大変です。
そんなとき、1本で音色を細かく調整できれば、持ち替える回数を減らせる可能性があります。
また、ギターのトーンを自分で追い込みたい人にも24-08は面白いモデルです。
特に前後のピックアップを混ぜる音が好きなら、ミニスイッチで片方だけ音色を変えられる仕組みは試す価値があります。
反対に、次のような使い方をするなら通常のCustom 24で満足できると思います。
普段はリアのハムバッカーが中心で、たまにフロントやクリーンを使う。ライブ中は素早く確実に音色を切り替えたい。細かな設定よりも演奏に集中したい。
こうしたスタイルなら、5ウェイスイッチのシンプルさが長所になるでしょう。
◆山田のワンポイントアドバイス
私なら、まず普段使っているギターで何種類の音色を使っているか考えます。リアとフロントの切り替えだけで満足しているなら、通常のCustom 24も十分魅力的です。逆にミックスサウンドを細かく追い込みたいなら、24-08を選ぶ価値があると思います。
価格差と購入予算の考え方
PRS Custom 24と24-08を比較する場合、シリーズによる価格差も重要です。
2026年の国内販売価格は、SEが10万円台前半から中盤、S2が30万円台半ば、Coreが60万円台以上になる例があります。
ただし、これは一般的な価格帯の目安です。カラー、限定仕様、販売店、為替、在庫状況などによって大きく変わります。
同じシリーズ内で通常のCustom 24と24-08を比較する場合も、単純に24-08のほうが高いとは限りません。
セール品や旧年式、限定カラーなどが混在するためです。
価格差を考えるなら、追加機能を実際に使うかどうかが判断基準になります。
通常のSE Custom 24でも必要な音が出せるなら、無理に高価なモデルを選ぶ必要はありません。
一方、独立コイルタップを使いたいなら、PRS SE Custom 24-08は魅力的な候補になります。
シンプルな操作を重視するなら、PRS SE Custom 24も比較してみてください。
USA製の仕上げやパーツ、EQによる音色調整を重視する場合は、PRS S2 Custom 24-08やCore Custom 24-08を候補にするとよいでしょう。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで探す場合は、販売価格だけでなく、製造年と商品名を必ず確認してください。
「Custom 24」と「Custom 24-08」が同じ検索結果に表示されることもあるため、写真のミニスイッチや商品説明まで見ることが大切です。
中古は年式と仕様に注意
中古のCustom 24-08を購入する場合は、特に年式を確認したいところです。
PRSは長い歴史の中で、ピックアップやスイッチの仕様を変更してきました。
以前のCore Custom 24-08では、85/15ピックアップと独立コイルタップ方式を採用していました。
例えば2022年モデルには、2基の85/15ピックアップと2つのコイルタップ用ミニスイッチが搭載されています。
一方、2026年のCore Custom 24-08はTCIピックアップとEQミニスイッチ方式です。
見た目がよく似ていても、スイッチを操作したときの仕組みは違います。
S2についても、2024年モデルでは独立コイルタップ方式が採用されていましたが、2026年モデルはEQ方式となっています。
中古品を検討する際は、製造年だけでなく販売店の仕様説明や現物も確認したいですね。
さらに、トレモロブリッジの状態、ネックの反り、フレットの減り、ペグの動作も重要です。
PRSはチューニングの安定性を重視したギターですが、中古の状態によっては調整が必要になることもあります。
特にアームを使う場合、ブリッジやナットの状態によってチューニングの戻りが変わります。
ペグの仕様やチューニング対策については、PRSのペグとロックペグの違い・交換方法でも詳しく解説しています。
中古購入時の確認事項
24-08という名称だけでコイルタップ方式と判断しないこと。年式、ピックアップの型番、ミニスイッチの機能、改造歴を確認しましょう。特に中古品は前オーナーが配線を変更している可能性もあります。
購入前に試奏したいポイント
Custom 24と24-08で迷っているなら、できれば同じアンプで弾き比べてみてください。
まず確認したいのは、リアのハムバッカーサウンドです。
自分が普段よく使う歪みの量でコードやリフを弾き、音の輪郭や低音の出方を比べてみましょう。
次にフロントピックアップへ切り替えて、単音の伸びや音の太さを確認します。
そのあとに両方のピックアップを使い、24-08ならミニスイッチを動かして音の変化を確かめてください。
特に重要なのは、追加された音色に自分が魅力を感じるかどうかです。
8種類すべてを試す必要はありません。普段使っている音からどのように変わるか確認するだけでも、選ぶ理由が見えてきます。
また、スイッチだけでなくネックの握り心地やボディの重さ、トレモロの感触も確認しておきたい部分です。
価格やスペックが同じでも、実際に持ったときの感覚には個体差があります。
特にSEとCoreではネック材やトップの加工が異なるため、単純な機能比較だけで決めないほうがよいでしょう。
高額なギターを購入する場合は、正確な仕様をメーカー公式サイトで確認し、疑問があれば正規販売店など楽器の専門家へ相談してください。
PRS Custom 24-08のよくある質問(FAQ)
Q1. PRS Custom 24-08の08にはどんな意味がありますか?
A. 24は24フレット、08は8種類の基本的なピックアップ音色設定を意味しています。3ウェイのピックアップセレクターと2基のミニスイッチを組み合わせることで、リア単独2種類、フロント単独2種類、前後ミックス4種類の音色を選べます。
Q2. Custom 24-08は通常のCustom 24より音が良いのですか?
A. 必ずしもそうではありません。24-08は音色設定の選択肢を増やしたモデルで、音質の優劣を示す名称ではありません。2026年のCoreでは通常モデルがDMO、24-08がTCIを搭載するため、ピックアップ自体の個性も異なります。自分の好きな音が出せるモデルを選ぶことが重要です。
Q3. SE Custom 24とSE Custom 24-08の違いは何ですか?
A. 2026年モデルでは、通常のSE Custom 24が85/15 “S”ピックアップとプッシュプル式コイルタップを採用するのに対し、SE Custom 24-08はTCI “S”ピックアップと独立した2基のコイルタップスイッチを採用しています。24-08ならリアとフロントを別々に切り替えられるため、ミックスサウンドの選択肢が増えます。
Q4. 2026年のCore Custom 24-08もコイルタップできますか?
A. 2026年のCore Custom 24-08は、従来の独立コイルタップ方式ではなく、EQミニスイッチ方式です。スイッチを上げるとハイパスフィルターが働き、低音域を抑えた明瞭な音へ変化します。コイルを切り替える方式とは異なるため、旧モデルやSEと混同しないようにしてください。
Q5. 通常のCustom 24でもライブには十分ですか?
A. 十分に活用できると思います。通常のCore Custom 24には5種類の音色設定があり、ハムバッカーの太い音からシングルコイル系の軽快な音まで選べます。アンプやエフェクターも使えば、ロックからポップスまで幅広い楽曲に対応できます。細かなピックアップ調整を必要としないなら、通常モデルのシンプルな操作は大きなメリットです。
まとめ
PRS Custom 24とCustom 24-08は、基本的なギターの設計を共有しながら、音色の切り替え方法に違いを持たせたモデルです。
今回のポイントをまとめると、次のようになります。
- 通常のCore Custom 24は5ウェイスイッチで5種類の音色を切り替える
- Custom 24-08は3ウェイと2基のミニスイッチで8種類の基本音色設定を実現する
- 2026年のCore・S2の24-08は独立EQ方式を採用
- 2026年のSE Custom 24-08は独立コイルタップ方式を採用
- Wood Libraryや中古モデルは年式と個別仕様の確認が必要
- シンプルな操作を求めるなら通常モデル、細かな音色調整を楽しみたいなら24-08が向いている
私は現在もCustom 24をメインギターとして使っていますが、通常モデルでも十分に満足しています。
それは、自分が演奏する曲に必要な音を無理なく出せるからです。
一方、24-08には通常モデルでは選べない音色の組み合わせや調整方法があります。
24-08の本当の魅力は、スイッチが多いことではなく、1本のギターから引き出せる音色の幅を広げられること。
自分がどんな曲を弾き、どんな音を必要としているのか。その視点で比較すれば、通常のCustom 24と24-08のどちらが合うか判断しやすくなると思います。
あなたが欲しいのは、素早く使える定番のPRSサウンドでしょうか。それとも、時間をかけて音作りを楽しめる1本でしょうか。
ぜひ、実際の演奏スタイルに合ったCustom 24を選んでみてください。



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