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こんにちは、エレキギター完全ガイドの山田です。
フジゲンのストラト系ギターを調べていると、Neo ClassicやBoundary、Odysseyなど、いくつものシリーズが出てきます。どれもストラト系の特徴を持っていますが、価格やピックアップ、ネックの仕様は意外と違うんですよね。
私は30年以上エレキギターを弾いていて、普段からFenderのストラトキャスターを使用しています。現在フジゲン製のギターは所有していませんが、楽器店では何度も試奏してきました。毎回感じるのは、ネック周りやフレットの仕上げを含めた作りの丁寧さです。
ただ、フジゲンならどのモデルでも同じ弾き心地や音が得られるわけではありません。見た目が似ていても、昔ながらのストラトらしい音を重視したものから、ハムバッカーを搭載してロック向けに仕上げたものまであります。
特に大切なのは、伝統的なシングルコイルの音を求めるのか、それともSSHなどの幅広い音作りを求めるのかを先に決めることです。そこが決まれば、シリーズや価格の違いも判断しやすくなります。
この記事では、フジゲンのストラト系ギターの評判、代表モデルの特徴、SSS・SSH・P90の違い、新品と中古の選び方まで詳しく解説していきます。
- フジゲンのストラト系ギターの評判と品質
- Boundary・Neo Classic・Odysseyの違い
- SSS・SSH・P90の音と使い勝手
- 新品と中古で失敗しないモデルの選び方
フジゲンのストラト系の違いと評判
まずは、フジゲンのストラト系ギターがどのような製品なのかを確認していきましょう。メーカーとしての特徴だけでなく、各シリーズの具体的な仕様を知ることが、自分に合ったモデルを見つける近道になります。
フジゲンのストラトとは
フジゲンは長野県に拠点を置く日本のギターメーカーです。1960年に設立され、1962年からエレキギターの製造を開始しました。
1982年にはFenderとのOEM契約により、日本製フェンダーの製造を開始しています。そのため、1980年代から1990年代のFender Japanを調べていると、フジゲンという名前を目にすることが多いはずです。
ただし、現在のフジゲン製ストラト系ギターと、過去にフジゲンが製造したFender Japanのストラトキャスターは区別する必要があります。
現在は自社ブランドのFUJIGENやFGNでギターを展開しています。一般的に販売店で見かけるBoundary、Neo Classic、OdysseyなどはFGNブランドの製品です。
ストラト系というのは、ダブルカッタウェイのボディや3基のピックアップ、トレモロブリッジなど、伝統的なストラトキャスターの特徴を取り入れたギターのこと。フジゲンでは、その基本形に独自の技術や現代的な仕様を組み合わせています。
例えば、Neo Classicは伝統的な外観を重視したシリーズ。一方、Odysseyはストラト系の要素を残しながら、独自のボディ形状や演奏性を追求しています。
なお、Fender Japanの製造年代やシリアルについては、Fender Japan Eシリアルの年代と見分け方でも詳しく解説しています。
ストラト系ギターの評価と評判
フジゲンのギターでよく評価されるのは、木材の加工精度、ネックの仕上げ、フレット処理、パーツの組み込みなどです。
私自身、楽器店で複数のフジゲンを試奏してきましたが、特に印象に残っているのがネックの握り心地でした。フレットの端に引っかかるような感覚が少なく、左手を動かしたときの感触が自然なんです。
もちろん、これは試奏した個体に対する私の感想です。すべての製品が同じ状態とは限りませんし、実際の弾きやすさは弦高やネックの調整状態にも左右されます。
ユーザーの評判でも、作りが丁寧、コードがきれいに響く、価格に対して仕上げが良いといった意見が見られます。
反対に、音が整いすぎている、昔のギター特有の荒々しさが少ない、Fenderのブランドにこだわるなら選びにくいといった意見もあります。
このあたりは好みの問題も大きいでしょう。ギターの音はピックアップやアンプ、エフェクター、弾き方によっても変わります。作りが丁寧だから必ず好みの音になる、というわけではありません。
私なら、評判だけで購入を決めず、クリーントーンでコードを鳴らしたときの響きと、歪ませたときの音の輪郭を確認します。その両方が自分の演奏に合うかどうかが重要です。
◆山田のワンポイントアドバイス
試奏するときは、速いフレーズを弾くよりも、普段よく使うコードやチョーキングを試してみてください。いつも弾いているフレーズの方が、ネックの違和感や音の好みを判断しやすいですよ。
Boundaryシリーズの特徴
Boundary(バウンダリー)は、フジゲンのストラト系ギターを比較的手の届きやすい価格帯で探す際に候補になるシリーズです。
ストラト系に相当するBSTには、主にBST-M、BST-R、BST-HSS-Rなどがあります。
BST-Mはメイプル指板を採用したモデルで、BST-Rはローズウッド指板を採用したモデル。いずれも3基のシングルコイルを搭載する伝統的なSSS構成です。
一方、Boundary BST-HSS-Rはリアにハムバッカーを搭載したSSH構成となっています。ロックのバッキングや歪ませたリードを弾くことが多い人には、こちらも候補になるでしょう。
BST系のボディ材にはバスウッド、ネックにはメイプルが使われています。スケールは648mmで、22フレット仕様。ピックアップやブリッジ、ペグにはFGNブランドのパーツを採用しています。
ここで注意したいのがフレットの仕様です。
フジゲンといえばC.F.S.が有名ですが、現行BoundaryのBST-M、BST-R、BST-HSS-Rの公式仕様は通常の22フレットで、C.F.S.搭載とは記載されていません。
フジゲン製だから必ずC.F.S.が付いていると思い込まず、モデルごとに確認してください。
Boundaryは、まず基本的なストラト系の音を楽しみたい人や、予算を抑えながら国産ギターを探している人に向いています。ただし、上位シリーズと比較すると、使用する木材やペグ、フレット構造などが異なります。
Boundary自体の詳しい仕様や旧モデルとの違いは、フジゲンBoundaryの評判とおすすめモデルで解説しています。
Neo Classic NSTのモデル比較
Neo Classic(ネオクラシック)は、ストラトらしい雰囲気と現代的な弾きやすさを両立させたシリーズです。
ストラト系はNSTという型番で展開され、代表的なモデルにNST100RAL、NST110RAL、NST200RALがあります。
3モデルともアルダーボディ、メイプルネック、ローズウッド指板を基本とし、648mmスケール、22フレットのC.F.S.を採用しています。
また、GOTOH製マグナムロックペグ、2点支持トレモロ、コンパウンドラジアス指板など、演奏時の扱いやすさを意識した仕様も特徴です。
| モデル | ピックアップ | 主な特徴 |
|---|---|---|
| NST100RAL | SSS | FGN製シングル3基の基本モデル |
| NST110RAL | SSH | リアハムバッカーとコイルタップ |
| NST200RAL | SSS | ダンカンSSL-1とブレンダー回路 |
NST100RALは、フロント、センター、リアにFGN 63VS-HOTを搭載しています。ストラトらしい音を中心に演奏したい人には、まず比較してほしいモデルです。
Neo Classic NST110RALは、フロントとセンターにシングルコイル、リアにFGN HF-2ハムバッカーを搭載。リア側のトーンノブを引き上げることでコイルタップも使用できます。
NST200RALはSeymour Duncan SSL-1を3基搭載し、通常のトーンとは別にブレンダー回路を備えています。昔ながらのシングルコイルを基本にしつつ、通常の5ウェイスイッチとは異なる組み合わせも扱える仕様です。
このように、NSTでは数字が大きくなるほど単純に音が太くなるわけではありません。NST110RALとNST200RALでは、そもそも目指している音作りが異なります。
私なら、ロックやポップスなど幅広い曲を1本で演奏するならNST110RAL、シングルコイルらしい音色を中心に使うならNST100RALとNST200RALを比較します。
メーカーの掲載仕様は、FGN公式サイトのNeo Classic ST製品一覧から確認できます。
シリーズ全体の特徴については、フジゲン ネオクラシックの評価と選び方も参考にしてください。
OdysseyのJOSとEOSの違い
Odyssey(オデッセイ)は、フジゲン独自のボディデザインを採用したシリーズです。ストラト系の要素は持っていますが、一般的なストラトキャスターの完全なコピーではありません。
大きく分けると、J-Standard OdysseyのJOSと、上位モデルにあたるExpert OdysseyのEOSがあります。
JOSでは、アルダーボディや648mmスケール、C.F.S.、現代的なピックアップ構成を採用したモデルが展開されています。
例えばJOS2-TD-Mは、フロントとセンターにFGN OS-2系シングルコイル、リアにFGN XPERT-Hfハムバッカーを搭載。コイルタップ用のミニスイッチも備えています。
一方、EOSでは木材やピックアップ、フレットの仕上げなど、モデルによってさらに幅広い仕様が用意されています。
EOS2-DU24HSH系のように、24フレット、ステンレスフレット、ローステッドメイプルネック、HSH構成を採用したモデルもあります。
そのため、ストラト系でも現代的な演奏性を重視したい人にはOdysseyが候補になります。特に高音域を頻繁に使う人や、ハードロックからポップスまで演奏する人は、ネック周辺の形状にも注目したいところです。
ただし、Odysseyだから必ず24フレットというわけではありません。22フレットのモデルもあり、JOSとEOSの中でも仕様に違いがあります。

なお、写真は私が所有しているシェクターのストラト系ギターです。HSHというピックアップ構成を確認するための参考として掲載しています。
フジゲンのEOSについては、フジゲンEOSの評判と特徴でも詳しく紹介しています。
ストラト系モデルの仕様一覧
シリーズごとの違いを比較すると、選ぶ際に何を優先するべきかが見えてきます。
代表的なモデルをまとめたので、まずは全体の特徴を確認してください。
| シリーズ | 代表モデル | 特徴 | C.F.S. |
|---|---|---|---|
| Boundary | BST-M・BST-R | 基本的なSSS構成 | 非搭載 |
| Boundary | BST-HSS-R | リアハムバッカー | 非搭載 |
| Neo Classic | NST100RAL | 伝統的なSSS構成 | 搭載 |
| Neo Classic | NST110RAL | SSHとコイルタップ | 搭載 |
| Neo Classic | NST200RAL | SSL-1とブレンダー | 搭載 |
| J-Standard Odyssey | JOS2-TD-M | モダンなSSH構成 | 搭載 |
| Expert Odyssey | EOS2-DU24HSH系 | 24フレットとHSH構成 | 搭載 |
比較表は各モデルの代表的な仕様を示したものです。生産時期や限定仕様、カスタムモデルでは異なる場合があります。
大まかな違いとしては、Boundaryは基本的な構成を重視したシリーズ、Neo Classicは伝統的な外観と現代的な仕様の組み合わせ、Odysseyは独自形状を生かした演奏性が特徴になります。
どれが自分に向いているかは、演奏する音楽と使いたいピックアップの種類によって変わるでしょう。
C.F.S.による演奏性の違い
フジゲンの特徴として知られているのが、C.F.S.(サークル・フレッティング・システム)です。
通常のギターではフレットが直線状に並んでいますが、C.F.S.ではフレットをわずかな円弧状に配置しています。
各弦とフレットができるだけ直角に交差するよう設計されており、音程の精度や音の立ち上がり、コードの分離感などを高めることを目的とした技術です。
見た目の曲がり方はごくわずかなので、普通に眺めただけでは違いが分かりにくいかもしれません。
ただし、C.F.S.だけでギターの音が決まるわけではありません。ピックアップ、弦、アンプ、ピッキングの影響も大きいため、従来型のフレットより必ず好みの音になるとは限らないでしょう。
また、C.F.S.はマルチスケールやファンフレットとは異なる構造です。一般的なストラト系と同じように演奏でき、特殊な運指を覚える必要もありません。
フレット交換の際にはC.F.S.採用モデルであることをリペアショップに伝える必要があります。中古品を購入する場合も、フレットの減りや過去の交換歴を確認しておくと安心です。
私がギターを選ぶときは、フレット構造の特徴だけではなく、ネックの握り心地や弦高の状態も重視します。実際に弾きやすいと感じるかどうかが大切ですね。
フジゲンのストラト系の選び方
ここからは、実際に購入する際の選び方を解説していきます。フジゲンのストラト系は、同じような外観でもピックアップの種類や演奏性に違いがあります。
新品だけでなく中古も選択肢に入れると、候補になるモデルがさらに増えます。価格だけに注目せず、使用目的やギターの状態を確認しましょう。
SSSのストラトらしい音
SSSとは、フロント、センター、リアにシングルコイルピックアップを3基搭載した構成です。
ストラト系の基本的な組み合わせで、明瞭な高音域や軽やかなカッティング、繊細なニュアンスを表現しやすいのが特徴になります。
例えばクリーントーンでコードを鳴らした際には、一つひとつの弦の音を感じ取りやすく、フロントピックアップでは丸みのある音も作れます。
また、フロントとセンター、センターとリアを組み合わせたハーフトーンは、ストラト系ギターならではの魅力です。

私も長年ストラトキャスターを弾いてきましたが、フロントの太く柔らかい音や、ハーフトーンの軽やかな響きは今でもよく使います。ブルースやポップス、クリーン主体の曲では特に扱いやすいと感じます。
一方、シングルコイルは歪みを増やしたときにノイズが目立つ場合があります。また、リアの音にもっと厚みが欲しいと感じることもあるでしょう。
フジゲンのモデルでは、BoundaryのBST-M・BST-R、Neo ClassicのNST100RAL・NST200RALなどが代表的なSSS構成です。
シングルコイル特有の音を中心に使いたいなら、まずSSSから比較すると選びやすいと思います。
SSHは幅広いジャンルに対応
SSHは、フロントとセンターにシングルコイル、リアにハムバッカーを搭載する構成です。
フロントではシングルコイルらしい柔らかな音、ハーフトーンでは軽快な音、リアではハムバッカーの厚みを生かした音を使用できます。
私自身、以前所有していたFender American Standard StratocasterのリアピックアップをDiMarzioのTone Zoneに交換していた時期がありました。
その理由は、バンドでロックを演奏する際に、リアの音へもう少し厚みが欲しかったからです。特に歪ませたバッキングでは、ハムバッカーの方が好みに合う場面もありました。

SSHの利点は、1本で複数のジャンルに対応しやすいことです。ポップスのカッティングからハードロックのリフまで、ピックアップを切り替えながら演奏できます。
フジゲンでは、Boundary BST-HSS-RやNeo Classic NST110RALなどが代表的です。
特にNST110RALは、リアハムバッカーのコイルタップ機能を搭載しているため、シングルコイルに近い音色も使えます。
ただし、コイルタップを使った音が、最初からSSSとして設計されたピックアップと完全に同じになるわけではありません。
また、ハムバッカーの出力や音色もモデルによって異なります。強い歪みに対応できるという理由だけで選ぶのではなく、クリーンでも好みの音が出せるか確認してください。
◆山田のワンポイントアドバイス
ライブで何本もギターを持ち替えたくない場合、SSHは便利ですよ。私なら、ストラト系の音を残しながらロックも演奏したいときに候補へ入れます。ただし、音色の好みはアンプとの組み合わせでも変わるので、実際に試して判断したいですね。
P90搭載ストラトの特徴
フジゲンのストラト系には、P90タイプのピックアップを搭載したモデルもあります。
代表例がNeo ClassicのNST120RAL-BKです。アルダーボディ、ローズウッド指板、C.F.S.を採用し、FGN PS-3というP90タイプのピックアップを2基搭載しています。
P90はシングルコイルの一種ですが、通常のストラト用シングルコイルとは構造が異なり、中音域の厚みや粘りのある音を特徴としています。
ハムバッカーのような太さを感じられる一方で、シングルコイルらしい輪郭も残っているため、ブルースやロックなどで独特の存在感があります。
NST120RAL-BKは3ウェイセレクターに加えて、ピックアップごとのボリュームを備えています。一般的なSSS構成のストラトとは操作方法も異なるので注意しましょう。
なお、このモデルはフジゲン直営店でスポット商品として案内されています。通常のNST100・110・200系と同じように常時流通するとは限りません。
詳しい仕様はフジゲン公式オンラインショップのNST120RAL-BK製品情報で確認できます。
音の厚みが欲しいものの、一般的なハムバッカーとは違うニュアンスを求めるなら、P90タイプも面白い選択肢です。
ネックと指板の違いで選ぶ
フジゲンのストラト系ギターを購入する際は、ピックアップだけでなくネックや指板も確認したいところです。
ネックの握り心地は、演奏時の疲れやすさや運指のしやすさに直結します。
現行Neo Classic NSTではUシェイプのメイプルネックを採用しています。指板にはローズウッドを使用し、コンパウンドラジアスという構造を取り入れています。
これはナット側を比較的丸く、高音側へ進むほど指板が平らになる設計です。低音側でのコード演奏と、高音側でのチョーキングの両立を目的としています。

一方、Boundaryにはメイプル指板とローズウッド指板の両方があり、モデルによって選択できます。
指板材による音の違いについてはさまざまな意見がありますが、実際の音はピックアップやネック構造、弦など複数の要素で決まります。メイプルだから必ず明るい音、ローズウッドだから必ず柔らかい音になるとは言い切れません。
私は音の傾向だけで決めず、指板の見た目や左手の触り心地も大切にしています。
特に初心者や久しぶりにギターを再開する人なら、ネックを握ったときに無理なくコードを押さえられるか確認してください。手の大きさや普段の演奏姿勢によっても、弾きやすい形状は変わります。
新品価格と予算の考え方
フジゲンのストラト系ギターは、シリーズや仕様によって販売価格が大きく異なります。
Boundaryは比較的購入しやすい価格帯に位置していますが、Neo Classicでは10万円台、Expert Odysseyでは20万円台以上の製品も見られます。
ただし、価格は木材やパーツ、販売店、製造時期、アウトレットの有無によって変動します。特に限定モデルや仕様変更品は、通常モデルとは同じ価格で比較できません。
2026年10月時点で確認できる例として、フジゲン公式オンラインショップではP90搭載のNST120RAL-BKが税込145,200円で案内されています。ただし、価格や在庫は変更される場合があります。
また、過去の販売例ではNST100RALが11万~12万円台、NST110RALが12万円台、NST200RALが14万~15万円台で流通していた例もありますが、これらは現在の購入価格を保証するものではありません。
予算を考える際は、ギター本体だけでなくケース、ストラップ、シールド、弦交換、必要に応じた調整費用も含めておくと安心です。
価格差がある場合には、その差額で何が変わるのかを確認しましょう。例えば、ロック式ペグ、ピックアップ、フレット構造、指板形状など、実際の演奏に関係する部分を比較すると判断しやすくなります。
上位モデルの仕様をすべて必要とするわけではありません。使わない機能が多いなら、基本モデルを選んで弦交換やアンプなどに予算を回す方法もあります。
中古ストラトを選ぶ注意点
フジゲンのストラト系ギターは中古市場にも流通しており、以前のモデルや生産終了品を探せることが魅力です。
中古なら、新品では予算に合わなかったNeo ClassicやOdysseyが購入候補になることもあります。
ただし、ギターは使い方や保管状態によってコンディションが大きく変わります。外観がきれいでも、ネックやフレットに問題がないとは限りません。
特に確認したいのは、ネックの反り、トラスロッドの調整余裕、フレットの減り、電装部品の状態、ブリッジの動作、改造歴です。
ストラト系ではトレモロブリッジの状態も大切になります。アームを使用したあとに音程が大きくずれないか、サドルやネジに不具合がないかも見ておきましょう。
また、ピックアップ交換や配線変更が行われている場合、元の仕様とは音が異なります。改造そのものが悪いわけではありませんが、純正状態を希望するなら確認が必要です。
中古の価格は、モデルや製造年、付属品、傷の程度によって大きく変動します。過去の流通例ではBoundaryに5万円台の個体、Neo Classicに8万円台からの個体が見られますが、現在の相場や状態を一律に示す数字ではありません。
フジゲンNST系の中古ギターを探す場合も、モデル名と状態を個別に比較してください。
フジゲンNSTの中古を探す中古楽器店で購入するときは、販売後の保証や調整サービスの有無も確認しましょう。購入後にフレット修理や電装系の交換が必要になると、結果的に新品との差額が小さくなる場合もあります。
また、同じFGNというブランドでも年代によって型番や仕様が変わるため、現在のメーカー仕様だけで中古個体を判断しないことも重要です。
Fenderとの違いと比較方法
フジゲンのストラト系を検討している人の中には、Fenderのストラトキャスターと比較している人も多いと思います。
私自身、Fenderのストラトキャスターを長く使用してきましたが、フジゲンとは単純にブランド名だけで比べられるものではないと感じています。
Fenderにはアメリカ製、日本製、メキシコ製など幅広いシリーズがあり、価格や仕様も大きく異なります。したがって、Fender全体とFGN全体を比較して、どちらが上かを決めることにはあまり意味がありません。
比較するなら、予算が近いモデル同士を実際に弾いてみるのが自然です。
例えば、ネックの握り心地、指板の丸み、フレットの高さ、ピックアップの出力、トレモロの動作などを確認します。
また、ヴィンテージスタイルのストラトが好きな人と、現代的な弾きやすさを求める人では、選ぶ基準も異なるでしょう。
フジゲンはC.F.S.や独自の仕上げなどを持ち味としています。一方、Fenderのストラトキャスターには長い歴史を持つモデルならではの仕様や、幅広い製品展開があります。
私はFenderの音やデザインに魅力を感じていますが、楽器店でフジゲンを弾いた際には、ネックやフレットの丁寧さが印象に残りました。
結局、日常的に弾きたいと思えるギターを選ぶことが一番大切です。メーカー名だけでなく、実際の音と弾き心地を比較してみてください。
ジャンル別に考えるモデル選び
フジゲンのストラト系は、演奏する音楽に合わせて候補を絞ると選びやすくなります。
ブルースやファンク、クリーントーンを中心としたポップスでは、SSS構成のNST100RALやNST200RALが候補になります。
ロックやポップスを幅広く演奏する場合には、SSH構成のNST110RALやBST-HSS-Rが使いやすいでしょう。
さらに、ハイゲインの音作りや高音域での演奏を重視するなら、OdysseyのHSH構成や24フレット仕様も比較したいところです。
P90特有の太さや粘りを求めるなら、NST120RALのようなスポットモデルを探す方法もあります。
ただし、こうした分類は絶対的なものではありません。SSSでも歪ませたロックは演奏できますし、SSHでもクリーンのカッティングは十分に楽しめます。
まず自分がよく演奏する曲を思い浮かべて、その曲で使う音色を出しやすいかを確認してください。アンプやエフェクターを含めた音作りも考慮すると、より現実的な選び方ができます。
◆山田のワンポイントアドバイス
私なら、ライブやスタジオでどの音を一番多く使うかを基準にします。たまに使う特殊な音色より、普段使っているクリーンや歪みの音が気に入るかどうかを大切にしたいですね。
フジゲンのストラト系FAQ
Q1. フジゲンのストラト系ギターは初心者にも向いていますか?
A. 初心者にも購入候補になるギターです。Boundaryには基本的なSSS構成のモデルがあり、Neo Classicにも扱いやすさを考慮した仕様が採用されています。ただし、実際の弾きやすさはネックの形状や弦高によっても変わるため、購入前に試奏や調整状態の確認をおすすめします。
Q2. フジゲンのストラトはFenderより音が良いのでしょうか?
A. 一概にどちらが良いとは言えません。両メーカーともモデルやピックアップによって音が異なります。Fenderには伝統的な仕様のモデルが多く、FGNにはC.F.S.など独自の構造を採用したモデルがあります。好みの音と弾き心地を基準に比較するとよいでしょう。
Q3. フジゲンのストラトならSSSとSSHのどちらを選ぶべきですか?
A. ストラトらしいシングルコイルの音を中心に使うならSSS、リアの厚みや幅広い音作りを求めるならSSHが候補になります。SSHにはコイルタップを備えたモデルもありますが、SSSと完全に同じ音になるわけではありません。よく演奏するジャンルから判断してください。
Q4. フジゲンのストラト系にはP90搭載モデルがありますか?
A. あります。例えばNeo Classic NST120RAL-BKは、P90タイプのFGN PS-3を2基搭載したスポットモデルです。一般的なSSSやSSHとは異なる音色が特徴ですが、限定的な販売形態のため、購入時には在庫と仕様の確認が必要になります。
Q5. 中古のフジゲンは購入しても大丈夫ですか?
A. 状態が良ければ中古も有力な選択肢になります。ただし、ネックの反り、トラスロッドの余裕、フレットの減り、電装系、ブリッジの状態は確認してください。特に製造年の古いモデルは現行品と仕様が異なる場合があります。できれば保証や調整サービスのある楽器店で購入すると安心です。
まとめ
フジゲンのストラト系ギターは、伝統的なモデルから現代的な演奏性を重視したモデルまで、さまざまな選択肢があります。
外観が似ていても、シリーズやピックアップの違いによって音作りや弾き心地が変わるため、まずは自分の演奏スタイルを考えて比較することが大切です。
- Boundary:基本的なストラト系の仕様を重視し、予算を抑えて選びたい人向け
- Neo Classic NST100RAL:シングルコイルらしい音を中心に使いたい人向け
- Neo Classic NST110RAL:SSH構成で幅広いジャンルを演奏したい人向け
- Neo Classic NST200RAL:SSL-1とブレンダー回路に魅力を感じる人向け
- NST120RAL:P90タイプ特有の音を求める人向け
- Odyssey:独自形状や現代的な演奏性を求める人向け
私はフジゲンのストラト系ギターを現在所有していませんが、何度も試奏する中で、その丁寧な作りには魅力を感じてきました。
ただし、作りの良さと音の好みは別です。自分が弾きたい曲に合うか、ネックを自然に握れるか、必要な音が出せるかまで確認して選びましょう。
フジゲンのストラト系は、ヴィンテージ寄りの音を求めるのか、SSHなどの幅広い音作りを求めるのかを先に決めると、価格差に惑わされず比較できます。
新品や中古の価格、在庫、細かな仕様は時期によって変わります。正確な情報はメーカー公式サイトや販売店で確認し、ネックや電装系の状態に不安がある場合は楽器店やリペアの専門家にも相談してください。



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